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こんにちは~山梨特派員の水月です。
笛吹市芦川町にある「宝珠寺(ほうしゅじ)百番観音」へ行ってきました。
百体の観世音菩薩像が山の急斜面に並ぶ姿は、とても見応えがありました。
(トップ写真提供:YasuoMaeda)
ここに百体の観世音菩薩像を集めたのは、室町幕府足利将軍の縁者、足利常元だと伝えられています。
応仁の乱をさけて甲斐の国へ逃れ芦川村で暮らすようになった常元は、西国三十三ヶ所、秩父三十四ヶ所、坂東三十三ヶ所の霊場を回り、その土を持ち帰って、ここ芦川の地に観世音菩薩像百体を安置したのだとか。
百番観音は、百観世音霊場の巡礼に行きたくてもそれが叶わないない人のために、同じご利益がある霊場として、西国・秩父・坂東の百観世音霊場を再現したものだそうです。
宝珠寺の急斜面の墓地を登り切ったところから、スタートです。
西ルートと東ルートがあり、西から登ったら東に下りる、またはその反対のルートを歩けば、百体の観世音菩薩像すべてを巡礼できるようになっています。
少し登ると野獣被害防護柵があります。ここを開けて中に入り、百番観音巡りの頂上を目指します。
開けた柵は、必ず閉めましょう。そして、熊対策などをして歩くことをおすすめします。
ここからは、同行した写真家YasuoMaedaさんの写真をお楽しみください。
ひんやりとした石の観世音菩薩像を拝みながら緑のなかを歩いていると、とても静かな穏やかな気持になりました。
百番観音巡り、きっと御利益があると思います。
傾斜がとても急なので、スニーカーなど歩きやすい靴で、どうぞ気をつけて歩いてくださいね。