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都内から日帰りで、「北欧」の世界を堪能できる場所があるのをご存知でしょうか?北欧といえば、豊かな自然やかわいらしい建物、ハッと息をのむほどの美しい景色をイメージする方も多いかと思いますが、埼玉県飯能市は『ムーミン』の物語の世界をたっぷりと楽しめる「ムーミンバレーパーク」や、美しすぎる図書館として話題の飯能市立図書館があるんです。今回は、そんな北欧の魅力を満喫できる飯能市のスポットをご紹介します。
駐車場からパークに向かって歩いていると対岸に灯台が見えてきます。そのまま真っすぐ進んでいくと、パークの入口に到着。駐車場から入口までは、徒歩約15分ほどかかります。
パークに入ると、現在開催中の「ムーミン谷とアンブレラ」の世界がお出迎え。はじまりの入り江エリアからムーミン谷エリアまでの約200mのアンブレラの回廊が頭上に広がります。なんと、ムーミンバレーパーク全体で約1,000本の傘を使っているのだとか。カラフルな傘と定期的にシャワーのように出てくるシャボン玉に、目が釘づけになってしまいました。フォトプロップスも置いてあるので、いろいろな撮影を楽しめます。*「ムーミン谷とアンブレラ」は、7月7日(日)まで開催しています。
さらに進むと、物語のなかに登場する水浴び小屋やムーミン一家の暮らすムーミン屋敷などが見えてきます。ここまでくると、ムーミンの物語の世界に飛び込んだかのよう。この辺りにキャラクターがいることも多いので、ぜひ好みのキャラクターを探してみてください。
パーク内を歩いてお腹がすいたので「ムーミン谷の食堂」へ。北欧を感じる親しみやすいメニューが並びます。今回は、「ヤンソンさんの誘惑」を注文しました。ポテトと玉ねぎに、隠し味のアンチョビが効いていて少し大人の味わいのグラタンです。
「ヤーコブさんの空飛ぶシチュー」は、バナナやピーナッツの甘さとチリソースのピリ辛さが絶妙。北欧の家庭料理として有名な一品です。チーズボールやフライドチキン、ポップコーンシュリンプなどを付けることができるので、お子さま連れも安心です。
2階と3階には展示スペースがあるのでお見逃しなく。トーベ・ヤンソンさんが最初に出版した絵本『それからどうなるの?』の世界が広がります。自身が絵本に入り込んだかのように物語が楽しめるので、子どもから大人まで夢中になってしまうんです。
螺旋階段の吹き抜けいっぱいに再現された特大サイズのジオラマも必見。細部までムーミン谷を再現しれており、ムーミン谷のできごとや季節の移り変わりを見ることができます。
2階にある「ライブラリー カフェ」は、ムーミン関連書籍がズラリ。約400冊もあるというから驚きです。奥にあるカフェでは期間限定メニューが楽しめるので、ここでひと休みするのもいいかも。「ムーミン谷とアンブレラ」限定アートラテやスイーツも揃っています。
飯能を訪れて、お時間があったらぜひ立ち寄ってもらいたいのが飯能市立図書館。外観が非常にきれいで、思わず見惚れてしまいます。夕暮れ時、館内に灯りが入ることは美しさも倍増。
館内にはフィンランド大使館から寄贈された本や、ムーミンの人形などが置かれており、北欧の雰囲気を感じます。建物の外観だけでも見る価値がありました。*図書館を利用できるのは、飯能市内に住んでいる方や通勤・通学している方、また入間市・狭山市・所沢市・日高市・青梅市に在住の方が対象です。