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北海道旅行の人気の観光地のひとつ、函館。おそらく、冬でも過ごしやすい気候の函館は、リピーターも多いと思います。そこで定番の函館グルメとは違うグルメスポット、函館でおいしかった「広島風お好み焼きピックアップ」をご紹介します。
目次
「広島風お好み焼ピックアップ!」は、函館市内中心部、JR函館駅と五稜郭公園の間、函館市電の路線沿いにあるお店です。
もともと、札幌にあった人気店「広島風お好み焼ピックアップ」(現在は閉店)の味を引き継ぎ、札幌のお店の鉄板をも引き継いで2023年11月にオープンしました。
札幌の店舗は、学生から社会人まで、なかには学生の頃から社会人まで何十年と通ったというファンも少なくなく、惜しまれつつ閉店した経緯があるので、函館で「ピックアップ!」がオープンした際は、ピックアップファンの間でちょっとした話題になりました。
函館のお店の店長は、札幌の元祖「広島風お好み焼ピックアップ」でお好み焼きを焼いていた先代の弟子でもあり、先代の味を引き継ぎつつ、オリジナルのメニューも提供しているそう。
テーブル席とカウンター席があるので、出張中やひとり旅のときなどカウンターで1杯やりながら食事をすることもできます。
店長が音楽好きなこともあり、定休日の日曜には音楽ライブを開催するため、店内にはドラムセットがあります。
それでは、お腹をいっぱいに満たしつつも、野菜をふんだんに使っていて食べやすい「ピックアップ!」の"広島風お好み焼き"をご紹介します。
"広島のお好み焼き"といえば、真っ先に焼きそば入り、というイメージが強かったのですが、実はキャベツがたっぷりでヘルシー。
「ピックアップ!」のお好み焼きは、さらにモヤシも入って野菜のジューシー感も楽しめるお好み焼きです。
そして「ピックアップ!」の基本のお好み焼きは、広島風というだけあり、やはり生地が薄い!
こちらのお好み焼きの特徴は、キャベツの多さや焼きそば(「ピックアップ!」には焼きそば麺なしのお好み焼きもあります)だけではなく、この生地の薄さにもありました。
クレープよりもずっとかなり生地が鉄板の上に次々と焼かれていきます。
そして薄い生地の上に、もはや生地がほとんど隠れてしまうほどたっぷりな基本野菜と具材がオン。
お好み焼きのメニューは、いずれも具材は「肉卵」(豚肉と卵)が基本で、さらにイカ天やエビ・イカ、ほうれん草ソテーなどが入ったお好み焼きがあります。
選んだお好み焼きには、ほかにお気にいりの具材があれば追加トッピングをしてカスタマイズが可能です。
例えば、「コーン」や「ダブル卵」、「ハーフそば」などのトッピングは各プラス100円、「ライス」「チーズ」「モチ」はプラス各200円でトッピングできます。
こちらは、焼きそば麺入りのお好み焼き「ポパイ肉卵」(ホウレンソウソテー/1,000円)のホウレンソウ。
思った以上にたっぷり入っています。
こちらが焼きあがった「ポパイ肉卵」。
最初は大きさ(高さ)に驚き、完食できるかどうかを心配したのですが、中に隠れている蒸し焼きされたキャベツやモヤシがジューシーでやわらかく、焼きそば麺のボリュームがほどよい存在感で、あっという間に食べきりました。
また、焼きそば麺のほかに「うどん麺入り」のお好み焼きメニューもあります。
写真↑は、「イカ天うどん入り肉卵」(イカ天/1,000円)。
ライストッピング(プラス250円)もできるので、"そばめし"入りお好み焼きも楽しめます。
定番具材のお好み焼きのほか、"変わりお好み焼"「モガ肉卵」(チーズ&コーン入り/1,000円)、「肉卵」(豚肉・野菜・卵/650円)のあっさり系から、「牛すじ肉卵」(牛すじに込み入り/1,100円)「Ppバーグ肉玉」(ポークハンバーグ入り/1,100円)、「スタミナ肉卵」(ニンニク&ニラ&モチ/1,150円)などのガッツリ系もあります。
夜のメニューは、元祖「広島風お好み焼ピックアップ」から引き継いだ鉄板で焼く一品料理も魅力的。
函館らしいメニュー「イカゲソ焼き」(600円)もあり、お刺身だけじゃないおいしいイカをいただけます。
イカの旨味を存分に感じるゲソ焼きも鉄板ならではの絶妙な火の通り具合が美味。
こちらはひと手間かかった牡蠣の鉄板メニューです。
ホイルで蒸し焼きにしています。
できあがりはこちら↑。
「牡蠣松前焼き」(900円)。
実はこちらも函館らしい一品です。
昆布を敷いた上に魚介などを乗せて蒸し焼きにする松前焼きは、昆布のダシと相まって、魚貝の味が深くなります。
松前焼きの"松前"は、江戸時代に蝦夷地の松前藩(現・松前町)が扱い始めた特産物のひとつ"昆布"を"松前"と呼んでいたことなどが由来で(諸説あり)、まさに道南・函館で食べたい料理です。
牡蠣は生のほか、焼き、蒸し、などの食べ方がありますが、牡蠣が獲れる地元では、蒸しがいちばんおいしいといわれることもあり、ホイルで蒸すように焼いた松前焼きの牡蠣の味は、ふくよかで風味がリッチです。
一方、洋食風メニューもあります。
写真は「焼ポテサラ」(600円)。
ポテトサラダはじゃがいもをマヨネーズで和えてから、一度加熱するとおいしいともいわれますが、「焼ポテサラ」は、これを鉄板で加熱した一品です。
鉄板の上で直にポテサラに火を入れ、さらにひと手間加え、カリっと焼いたチーズを乗せています。
このチーズがコクと香ばしさの決め手になる「焼きポテサラ」は、ビールのアテにもぴったりです。
さらにこちらは関西香る「とんぺい焼き」(700円)。
ふわふわキャベツと豚肉の甘みがたまりません。
もちろんビールのアテにもおすすめ。
ビールは、北海道限定の「サッポロクラシック(生)」(600円)、「札幌ラガービール(瓶)」(700円)のほか「アサヒスーパードライ(瓶)」(700円)、ノンアルコールの「プレミアムアルコールフリー」(450円)もあります。
このほかハイボール(450円)やサワーや酎ハイ(450円)もあります。
なお、好きなアルコール1杯に、お好み焼き・牛すじ・おつまみイカ天がセットになった「晩酌セット」(1,500円)は、ひとりでふらりと立ち寄ってたときに嬉しい「ピックアップ!」の味を堪能できるおすすめメニューです。
実は知る人ぞ知る人気メニューが「Ppカリー(ピックアップ!のパキスタンカリー)」。
店長のカレー好きが高じてメニューになった、何日も煮込んだほろほろと肉が崩れるカレーです。
メニューの「Ppカリー」は3サイズあり、S(800円)、M(900円)、L(1,000円)。
写真はMサイズ。Mでもかなりボリュームがあります。
ランチタイム、ディナータイムとも提供しており、お好み焼きだけではなく、特にカレー好きの方にはスパイシーな「Ppカリー」、おすすめです。
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函館旅で、定番の函館グルメを一巡したら、ぜひキャベツたっぷり、カスタマイズ可能な「広島風お好み焼ピックアップ!」も味わってみてください。