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大原・三千院に青もみじと紫陽花を訪ねに行ってきました。
三千院のある大原は「日本の紅葉の名所100選」にも選ばれた京都を代表する紅葉の名所です。
6月の今、参道は苔と青もみじの、緑美しい世界が広がっています。
参道から、石段を登り山門へと向かいます。
入ったところの看板には「あじさい祭」のお知らせ。
三千院は門跡(もんぜき寺院)のひとつです。
門跡とは天台宗のお寺で皇族や貴族が住職をする由緒あるお寺のことです。
三千院、妙法院、青蓮院を三門跡、そこに毘沙門堂、曼殊院を含めて五門跡といいます。
三千院は元々は比叡山にありましたが、時代の流れのなかで何度か移転し、
現在の大原には明治維新後にやってきました。
1200年の歴史をもつ、格式高いお寺になります。
三千院といえば、聚碧園・有清園の庭が有名です。
作家である井上靖さんは「東洋の宝石箱」と表現されています。
まずは、お茶席から「聚碧園」の庭園を拝観と思いましたが、満席でしたのであきらめて、
次の「有清園」のお庭へと向かいました。
「有清園」では庭一面を覆いつくすほどの苔が生えています。
まるで、時が止まったような静かな世界。
緑のなかの石灯籠。
お地蔵様がおられました。
木漏れ日と苔の景色に、ほっこりします。
「わらべ地蔵」さんにも会えました。
有清園は、青もみじと苔の美しい庭園ですが、
スギやヒノキが圧巻の景色を作り出す広大な池泉回遊式庭園でもあります。
わらべ地蔵さんは、こちらにも……
そして、こちらにも……
有清園を抜けて、「あじさい祭」が行われている、あじさい苑へと来ました。
苑内では、ホシアジサイやヤマアジサイをはじめ、
さまざまな種類の約1000株以上の紫陽花が、華やかに咲き誇っています。
あじさい祭は、6月9日(日)~7月7日(日)まで行われています。
京都市内は連日の猛暑が続いていますが、ここ大原・三千院では
青もみじと紫陽花が織りなす、涼やかな景色が広がっています。