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クルーズ旅と聞くと豪華で旅行代金も高いイメージがありましたが、それは一部の豪華客船のみだそうです。実際には、気軽に楽しめるカジュアルタイプの客船が多いそうで、今回、それを実証するかのようなクルーズ船・イタリア船籍の「コスタ・セレーナ」に乗船しました。船内イタリアというのも気取らず、楽しめましたのでご紹介します。
今回、2泊3日という、とても短期間のクルーズが出ていたので申し込みました。福岡・博多発=韓国・釜山の往復クルーズです。大阪在住の筆者にとり、福岡への往復も旅気分が味わえました。
欧米では、若い世代3・40代〜がクルーズ旅の中心層で、何度も利用しているそうです。しかし、日本は7・80代が主流で、今の日本の現実をみたら、働き盛りは難しいかも知れませんが、今回日本人のクルーズ年齢を下げようと企画、趣旨に賛同した約10社のマスコミが集客し「メディアフェスティバル」が船上で行われていました。
コスタセレーナで常設している娯楽施設やアクティビティに加え、各マスコミによる、ファンイベントやグッズ販売、サンプリングなどです。
従って今回乗船していたゲストの平均年齢は欧米並みだったかと思います。
そこに、一般で申し込んだ日本のクルーズ層に近い私達ですが、それでも平均年齢はかすかに上がったくらいかと思います(笑)
乗船時、避難訓練があることを周知されますが、部屋に荷物を置きに行ったり、クレジットカードを船内で利用する「コスタカード」に登録したり、フリードリンクの手続きをしたりしているうちに館内アナウンスが流れ、クルーたちはライフジャケットをつけて集まりだし、ゲストも集まってきます。
全長290mもある船、ほぼ船尾の私達の部屋は、ライフジャケットを取りに行くのにも遠距離、そのまま行きかけたら、クルーに部屋番号を聞かれ、取りに行くようにと。
部屋に戻りライフジャケットを身に着け、ジャケットに書かれているアルファベットの方向へ行きます。
救命艇が下がっているデッキの真下にあるマスターステーションが集合場所です。
この時、「コスタカード」という、ルームキー、精算、すべて兼ね備えているカードをスタッフに提示すると、避難訓練への参加登録(点呼)がされます。
ここに参加しなかった人は、ディナーの際にも呼び出しがかかっていたので、先に参加しておいてよかったと。
クルーズ船の避難訓練は、国際法で義務づけられており、乗船後24時間以内に行われます。
沖縄民謡『涙そうそう』(⁉)を聞きながら出港です。ありがとうございます。
1杯ずつ購入すると料金が高くなるので、フリードリンク登録します。2日間のフリードリンク代をクレジットカードと紐づけたコスタカードに登録されます。
おいしいスパークリングワインやビール、各種カクテル、ソフトドリンクなど、船内では嬉しい飲み放題です。
しばらくすると島も消え、海ばかり。水平線の向こうに太陽が沈みだしました。
コスタセレーナには、4つのレストラン「リストランテベスタ」「リストランテセレス」「ビュッフェレストランプロメテオ」「リストランテカサノバ」があり、伝統のイタリア料理から、絶品のインターナショナルキュイジーヌからベジタリアンオプションまで多彩な食事が楽しめます。(一部有料あり)
2泊3日のクルーズ、ビュッフェやディナーなど、お食事は無料のレストランで楽しみました。
上の画像はブッフェコーナーです。陽気なイタリア人スタッフさん達でいたるところで笑顔があふれます。
(スタッフさん達の掲載許可済みです。)
メインダイニングでのフルコースディナーです。かなり広い会場ですが、開始時間はふたつに分かれており、コスタカードに記載の指定の時間に行きます。
座席に着くと、スタッフからメニュー表を渡され、選べるフルコースなので、食べたいメニューの横に、グループごとに数字を書いて渡すと、希望の食事が順番に運ばれてきます。日本語で書かれているメニューなのでストレスなく注文できます。
ディナーの一部です。船内でのフリードリンクを申し込んでいたので、お食事の時にも楽しめます。
朝食は見晴らしのよいビュッフェ会場を選んで。イタリアはもちろん色んな国の料理が並んでいます。お味噌汁やおかゆもあります。
約1300席、3階層にわたるシアターです。暗くて見えにくいですが、天井には、古代ローマの将軍の凱旋パレードをモチーフにした装飾が施されています。アクロバットショーやミュージカルなど豪華絢爛なエンターテイメントショーは必見です。
開閉式の屋根付き全天候型「リドソーレ」はじめ、2つのプールがあり、またお子様向けのプールやウォータースライダーもあり、ご家族で楽しめます。プールサイドでのんびり過ごすのもいいですね。
ゴージャスなカジノ。
約11.7㎡、定員4名の内側客室です。ほとんど船内で楽しんでいたので、部屋は寝るだけに帰っていました。シャワーのみですが、船内を忘れるほど、豊富な湯量です。また、揺れを感じることもなかったです。収納庫も広くて長期旅にも充分対応しています。またプールで使うバスタオルもたくさん置かれていました。
マイル―ムまで延々と長い道が続きます(笑)食べて飲んでばかりなので、いい運動です。
この顔にピッッと来たら、エレベーター(笑)
吹き抜けから見たところ。音楽に合わせてダンスをしたり、うしろのバーでは思いおもいにドリンクを飲んで過ごしています。どこでも楽しめるコスタセレーナの旅。
2日目の最後の夜、カクテルパーティー的な感じで最初に歌があり、その後、船長登壇、そして各オフィサー達の紹介です。
私達もいちばん前でカクテルのみながら参加。イケメン船長さんは若い女子達からサイン攻めにあわれていました。(撮影許可済み)
最後の夜もフルコースディナーをいただきました。写真は一部です。食べ終わる頃、船内は急に歌が流れ、スタッフが動き出します。ゲストを巻き込み音楽に合わせて踊り歩きます。
美味しいジェラートとクレープのお店があります。こちらは有料ですが、おいしくておすすめです。明るいスタッフさんはクレープの向こうからVサインを送ってくれました。
寝ている間に移動するホテルですが、ホテルと違うところは、歯ブラシやくし、髭剃りなどは持参しましょう。
あと、ボディソープはありましたが、気になる方は、シャンプー・リンスも持参したらよいでしょう。(余裕があればパジャマ、スリッパも。)
また、船内エアコンが効いて寒いところもあるので、羽織れるもの、スカーフなど。
スーツケースを預けて身軽に下船する場合は前夜にスーツケースを集めてくれるので、パジャマなどが入るバッグが必要です。
またコスタカードが入るネックストラップカードケースも重宝します。
スマホ充電は日本国内で使っている電源コードが使えますが、同室の友人とたくさんの機器を充電する場合は、差込口の多いものもあればよいかと思います。
今回はイベントもされていたので、シャンプーリンスは新製品が置かれ、スリッパもありました。
2泊3日のクルーズ旅、代金には、食事やエンタメ、宿泊費も込みで、非常にお得感を感じました。
また釜山で一度下船しましたので、異国の地を踏むこともできました。
パンフレットをよ~く見ると、1泊1万円位~楽しめるクルーズが意外とたくさんあります。
普通のホテル並みの代金ですべてが楽しめるクルーズ旅、筆者ははまってしまいました。
皆様の旅の参考になればうれしいです。