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伏見稲荷大社に行ってきました。
伏見稲荷大社は、2023年度、訪日外国人観光客向けナビゲーションアプリ
「Japan Travel by NAVITIME」で1位に選ばれています。
上位の観光スポットランキングは……
1、伏見稲荷大社〈京都府京都市伏見稲荷区〉
2、ユニバーサルスタジオジャパン〈大阪府大阪市此花区〉
3、奈良公園〈奈良県奈良市〉
4、大阪城天守閣〈大阪府大阪市〉
5、東京ディズニーランド〈千葉県浦安市〉
……となっています。
伏見稲荷大社が創建されたのは、奈良時代の和銅年間(708〜715年)。
1300年以上の歴史を有する由緒ある地で、古来から信仰の対象とされてきました。
全国に3万社ほど点在する稲荷神社の総本宮でもあります。
稲荷山の麓に本殿があり、稲荷山全体が神域とされています。
境内の広さは約87万㎡。
伏見稲荷大社に入って目にするのは、境内や楼門に鎮座する
狛犬ではなく、狛狐に目が行きます。
狛狐は神の使い。
稲穂・巻物・玉・鍵を咥えています。
咥えている巻物は知恵。
玉は大神様の霊徳。
稲穂は五穀豊穣。
鍵は、その霊徳を得ようとする願望を象徴しているといわれています。
現在、伏見稲荷大社では、6月1日(土)より、人の背たけよりも大きな「茅の輪」(ちのわ)が
楼門に据えられています。
参拝者は「茅の輪」をくぐって厄除けを行い入って行きます。
伏見稲荷大社は、全国各地に鎮座する稲荷神社の総本宮。
初詣の参拝者数は、例年三が日で250万人以上と西日本一を誇ります。
境内に入ると、外国人観光客の多さに改めて驚きます。
何がこんなにも、外国人観光客の方を引き寄せるのでしょうか。
〇赤い鳥居が続く千本鳥居の景色は極めて日本的。
訪日外国人が思い描く日本の姿そのものであるから。
〇鳥居は無限といっていいほど続き、歩いていけば行くほど人は少なくなり、絶好の写真ポイントになります。
ウオーキングを好む欧米人にも好まれ、お山巡りとともに自然も堪能できる。
〇各観光地のように拝観料がないこと。
〇京都駅からのアクセスがよい。
伏見稲荷大社へのアクセスは、JR奈良線の稲荷駅を下車してすぐ、
または京阪本線の伏見稲荷駅から徒歩5分。
〇ホームページの多言語化
伏見稲荷神社の公式サイトは多言語対応をしています。
日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)の4ヵ国語で情報を配信し、
訪日外国人の利便性を高めています。
いよいよ稲荷山を巡る、千本鳥居に入ります。
頭上には右側通行の垂れ幕。
案内言語も多言語化されています。
稲荷山は神の山。
鳥居は、神域と人間の俗界を区画するもので 一つくぐる度に、神様に近くなるともいわれます。
伏見稲荷の鳥居奉納信仰は、江戸時代に始まり、今日の「千本鳥居」を形作っています。
願い事が「通る」あるいは「通った」御礼の意味から、
鳥居を感謝のしるしとして奉納されてきました。
現在は約1万基ともいわれる鳥居は、お山の参道全体に建っています。
千本鳥居に入る時にいたたくさんの人も、
後姿が見えたり、誰も見えなくなったりします。
稲荷山の道は、すべて参道なので道に迷うことはありませんが
稲荷山を1周するのは、時間にして約2時間ほどかかります。
何処までも続く千本鳥居。
千本鳥居を歩いていると、時間は何時とか……
季節はいつ……
そんな日常も忘れてしまうほどに朱色の参道が続きます。
伏見稲荷の鳥居の色は、「稲荷塗」といわれる少し深みのある朱色です。
朱色は、魔力に対抗する色ともいわれています。
鮮やかな朱色の回廊が続く6月の伏見稲荷でした。