キーワードで検索
JR関内駅から徒歩4分。アクセス抜群の場所にひっそりとただむのが、驚くほど豪華な鰻料理を楽しませてくれる「うな蔵 神龍」です。店内に1歩入ると、内装に思わず目を奪われてしまうのですが、それもそのはず。実はこのお店、内装費1億円の鰻屋としても有名なんです。今回はVIPルームでランチコースをいただいたので、さっそくご紹介します。
ラグジュアリーな空間で、鰻と旬の料理を楽しめる「うな蔵 神龍」。店内はゆったりとした空間が広がります。ふと足もとに目をやると、透明な床越しに、石庭と龍の体を見ることができました。
龍神の頭はどこにあるのかと探していると、VIPルームで発見。両手をいっぱいに広げても抱えきれないほどの大きさに、目が釘づけになってしまいます。
今回は龍神の頭があるVIPルームでお食事をいただいたのですが、豪華絢爛な室内で気分が上がります。内装をたっぷり楽しんだあとは、ランチコースをスタート。かわいらしい箸置きにもぜひ注目してください。
コースは「小鉢三点盛り」の「肝焼き」と「頭」、「季節の野菜(オクラ)」からスタート。「頭」は、圧縮鍋で熱しているので、骨までホロホロとやわらかく感動ものです。
「小鉢三点盛り」が特注箱に入って出てくるのはVIPルームだけ。箱を開ける瞬間のドキドキ感が楽しめる特等席です。
次に「ひと口うな重」が出てくるのですが、このタイミングで出してくれるのがうれしいポイント。ご飯ものは、コース後半に出てくることが多いので、お腹いっぱいになっている人も少なくないかと思います。そんななか、コース前半に「うな重」を楽しませてくれるのは「うな蔵 神龍」ならではの、あたたかな気遣いを感じます。
黄金色に光るすっぽんのスープは、スーっと体に染み渡ります。季節のお造りでは、涼を感じる上品な鱧を味わうことができました。
右にあるのが、うな蔵名物「鰻の西京焼き」です。皮を内側にして巻き、渦巻き状に仕上げているのですが、うな蔵が3Pサイズの大きな鰻を買い付けているからこそ生まれた逸品。 脂の乗った鰻が口の中でじっくり解けていきます。
左にあるのは「鰻の志良焼き」。肉厚でふっくら香ばしく焼き上げています。矢堅目の塩が、鰻本来の上品な味わいを引き出してくれていて、しっぽり日本酒を飲みたくなってしまいました。
コース後半は、宮崎牛のローストビーフが登場。「トリュフ茶碗蒸し」や「うな丼」と続くのですが、ぜひ試してほしいのがオリジナルの山椒です。ふわりと香る仁淀川の山椒と、ガツンとした和歌山の粉山椒、どちらも楽しめるのでお好みの味を探してみてください。
ちなみにこのお店、読み方をよく聞かれるそうですが「しぇんろん」ではなく「しんりゅう」が正式名称です。お店のオーナーが、とある方から「龍に守られている」と告げられたことから、龍のモチーフを用いたのだとか。お店に入るだけでも、運気が上がりそうです。
関西風「地焼き」の鰻を思う存分満喫できる「うな蔵 神龍」は、見てよし、食べてよしの名店。鰻でパワーをつけて、夏バテに負けずに暑さを乗り切っていきましょう。