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コーヒー好きを唸らせる、本格コーヒーを気軽に堪能できる「ストリーマーコーヒーカンパニー」。ストロングスタイルのエスプレッソをベースにしたメニューを揃え、全国で18店舗展開しています。(2024年8月現在)なかでも、コーヒーだけでなく本格的なアメリカンダイナーフードが楽しめるのは、現在は大阪にあるこちらと富田林店の2店舗のみ。今回は、天満にある「STREAMER COFFEE COMPANY TENMA WAREHOUSE」へお伺いしたのでご紹介します。
天満橋筋と都島通が交差する場所からすぐの路地裏にたたずむ、「STREAMER COFFEE COMPANY TENMA WAREHOUSE」。扉を開けると座り心地がよさそうなレザーチェアが目に飛び込んできます。壁沿いのカウンター席には電源が完備されており、快適な空間が出迎えてくれます。居心地のいい雰囲気に包まれ、ついつい長居してしまいそう。
レジ横にはケーキやドーナツなどの軽食が揃います。後ろの壁に、たくさんのステッカーが貼ってあるので、お好みのステッカーを見つけるのも楽しいひととき。
レザーチェアやカウンター席がある入口部分は、もともとは倉庫だったそう。コーヒーカウンターを抜け店舗の奥に進むと、広々とした空間が広がります。こちらはダンスレッスンのスタジオとして使われていたのだとか。倉庫とスタジオをリノベして繋げ、ひとつの店舗にしたというから驚きです。店内にはアメリカ西海岸をベースにした、ストリートインスパイヤの小物が飾られており、スケートボードなどが並んでいました。
靴を脱いで利用できる小上がりの空間は、小さなお子さまやペット連れの方も利用できます。ハンモックなどもあり、小さなお子様がいるご家族には、うれしい空間ですよね。ちょっとしたピクニック気分が楽しめます。ペットに関しては、小型犬はもちろん大型犬も利用できるそう。ワンちゃんと一緒に、コーヒータイムを楽しみたい方には絶対おすすめのスポットです。
長岡さんは「海外からいらっしゃる方も多く、店内のお客さまが全員外国の方で、日本人はスタッフだけということも珍しくありません。まるで海外にいるような風景ですよね。そういうときは、スタッフが英語で対応しています。ストリーマーのスタッフにはたくさんの人や文化に触れ、多くの経験をしてもらいたいと思っています。ただ仕事をこなすというだけでなく、自分たちで考えて行動して人生そのものを楽しんで欲しい」と語ります。
お客さまのなかには、全国の「ストリーマーコーヒーカンパニー」の店舗を訪れて、各地でコーヒーを楽しんでいる方もいらっしゃるそう。「ストリーマーはラテがとても有名ですが、大阪に来たらぜひ自慢のダイナーメニューを食べてみてください」と川口さん。
2階のギャラリースペースをご案内いただきながら、「この店舗では、不定期でイベントや展示会を開催しています。『ローカル』『コミュニティ』『アート』の3つをテーマに、お子さまが参加できる縁日を開催したり、写真展を行ったり、ハロウィンの装飾をしたり。地元の方が参加して気軽に交流できる、さまざまなイベントを企画しています」と笑顔で話してくれました。
同店に来たらぜひとも飲んで欲しいのが、世界一のラテ。毎回が「一発勝負」のバリスタ技術最高峰のラテを味わえます。スタッフ全員が「訪れたお客さまの予想を遥かに超えるおいしさを提供する」という心構えを持っているというだけあり、コーヒー好きも唸る本格ラテを提供してくれます。「予想を超える……」、これがストリーマーのスタッフのいちばんの喜びだそう。お客さまに提供ができるようになるには、何百何千と繰り返し練習を重ね、合格したバリスタでなければいけないという厳しい基準があるそうです。
店内で提供しているすべてのエスプレッソは、通常の3倍ともいわれる21gの豆量を使用しています。毎日適切に調整されたマシンから抽出されるマッドなエスプレッソは、たっぷりのミルクに負けない濃厚な味わいをもたらします。フリーポアで描かれたラテアートはバリスタが全身全霊を掛けて織りなすいわば集大成。ミルクピッチャーのみでラテアートを描くフリーポアという手法を用いているのですが、ミルクとエスプレッソの層の細かさが、まさに神業。コーヒー好きにはたまらない、大満足の一杯でした。
グリーンが美しい「ミリタリーラテ」は抹茶とエスプレッソを合わせた元祖抹茶ラテです。大きめのカップに閉じ込めた、迷彩柄に目を奪われてしまうメニューです。どちらのラテも極上の味わいで、うっとりしてしまいました。
ミルクボトルで提供される、どこか懐かしいドリンクは「ストリーマーミルクコーヒー」。エスプレッソを効かせた、ほんのり甘めのコーヒー牛乳です。疲れた体にググッと飲むと、染み渡ること間違いなし。見た目も涼しげな「ブルースカッシュレモネード」は夏にぴったりの爽やかな一杯。ゴクゴクっと一気に飲み進めてしまいます。
シェイクは常時3種類あり、それにプラスして季節のフレーバーが並びます。夏はマンゴーやブルーベリーが登場しますが、この日は、季節限定メニューのマンゴーシェイクをいただきました。どんなメニューにも手を抜かない、こだわりと真摯な姿勢を感じることができました。
「ルーベンサンド」は、リンゴ酢などを入れてつくるロシアンドレッシングとマスタード、ザワークラウトなどが絶妙なバランスで入っています。とろ〜りとろけた4種類のチーズが、それらの食感を包み込みクセになりそう。お皿に収まりきらないほど大きな「フィリーチーズサンドイッチ」は、フィラデルフィアのステーキサンド。これ目当てに訪れる人も多い人気メニューです。その大きさ、なんと10インチ(25cm)超え。コーヒーを相棒に、ビックサイズのサンドイッチを食べる至福のひとときが過ごせます。
「ダイナープレート」は、スクランブルエッグまたは目玉焼き、ベーコンまたはソーセージ、ハッシュブラウン、トーストまたはパンケーキまたはフレンチトーストがひとつに(*パンケーキ または フレンチトーストはオプションになります)。卵は緑に囲まれた自然環境のなかで、ストレスがかからないよう気遣いながらニワトリを育てている養鶏のものを使用しています。パンは、地元のこだわりベーカリーのものを使うなど、ローカルの食材を大切にしているのが伝わってきます。添えてあるハッシュブラウンもおいしすぎて感動もの。店内でポテトをスライスし、塩や胡椒で味付け、オーブンで焼きあげるまで手間ひまかけて手づくりしています。
「クアッドベリーパンケーキ」は、バターミルクから手づくりしている手の込んだ一品。ミックスベリーをクツクツとゆっくり煮詰めて、濃厚なソースで仕上げています。もっちりした生地の中央に、たっぷりホイップがのっていますが、甘すぎないのでパクパクと一気に食べすすめてしまいました。
コーヒー好きが足しげく通う、「ストリーマーコーヒーカンパニー」。大阪を訪れた際は、アメリカンダイナーフードをお腹いっぱい楽しめる「STREAMER COFFEE COMPANY TENMA WAREHOUSE」で、ゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。