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蓮の季節ですね。毎年訪れている久米南町の宮地蓮池にやってきました。今年は棚によって蓮の数がさまざまで、いちばん下のガセボのある蓮がとてもきれいでした。スタッフの方もこの下の池の蓮に関しては自慢げでした。
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」と言い習わされ、葉の表面についた水は表面張力によって丸まり、
決して濡れることがないそうです。泥水から顔をのぞかせたばかりのつぼみを見つけました。つぼみも泥に染まっていません。
咲いていることを誰にも気づかれずに沈んでいく蓮。
蓮を見ると「中将姫」の話しを思い出します。子供のころに買ってもらった絵本で、十二単を着た姿で書かれていたので平安時代の話しと信じていましたが、奈良時代の物語でした。
中将姫の大願は、生きながら阿弥陀如来の極楽世界を拝みたいということで、老尼に相談すると蓮を集め、糸にし織ることをすすめられます。この時、一夜で織りあげたというのが奈良県當麻寺にある「當麻曼陀羅」で、29歳になった春の満月に極楽浄土への旅立ったというお話でした。
雲は多く涼し気に見えますが、暑い日です。見ごろは7月から8月なのでまだまだ見られますよ。おススメは爽やかな風の通る夜明け後です。
最後は、あまりにも暑かったので近くの喫茶店でかき氷をいただきました。