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こんにちは~山梨特派員の水月です。
今月、2024年9月18日から開催される写真展のお知らせです。
「西へ」ラテンの光を求めて
写真家Yasuo Maeda氏が、10年ほど前からイタリア、スペイン、ポルトガルを旅して撮影した写真を集めています。
トップの写真は、ポルトガルはアレンテージョ地方の田舎町アライオロスでの1枚。
のんびりとした時間が流れる白壁の町で、洗濯物をとりこみに庭へ向かう男性。やわらかな光が、心地よさそうですね。
こちらは、イタリアはローマの町外れ、”テヴェレ川の向こう”を意味するトラステヴェレでの1枚。
トラットリアやカフェが点在する下町トラステヴェレの「サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会」。朝の光に、金色のモザイクが美しく輝いています。空が青いですね。
そして、スペイン、マドリード郊外の住宅街ピントでの1枚。
観光地でも何でもないピントでアパートを借りてひと月ほど過ごし、カメラを抱えて心ゆくまま歩いたそうです。
Yasuo Maeda氏は、「旅人として、そこで暮らす人たちの普通の生活のなかにある何気ないシーンを切り取る」こと、「そのなかから生きることを楽しむ術を学ぶ」ことを大切に、シャッターを切り続けています。
その根底にあるテーマは、“Life is Fun”
スペインの古都コルドバのレストランで、すべてのゲストに分け隔てなく楽しそうに歌い踊りながら食事をサーブするスタッフが帰り際に呟いたひと言「Life is Fun」が、写真を撮る上で、そして生きる上で自分の中に息づいていったといいます。
タイトルに「ラテンに光を求めて」とありますが、眩しい光とその光が織りなす影とが、イタリアの、スペインの、ポルトガルの日常を静かに浮き立たせています。
きっと、お気に入りの1枚に出合えると思いますよ。
ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。