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皆さんგამარჯობა(ガーマルジョバ:こんにちは)!
さて、筆者はとうとう北部ジョージアのメスティアに到着しました〜。
車で首都トビリシから、クタイシまで約4時間、そしてクタイシからメスティアまで5時間の合計9時間の移動。
早朝に首都トビリシを出たのにも関わらず、休憩を入れつつ安全運転で! を合言葉に移動していた私たちが、メスティアに着いた時間は夜8時頃。7月中旬なのに窓を開けると冷たい風が入り、北部に来たんだな! と感じさせられました。
安全運転をしてくれたドライバーさんには、本当に感謝です。
さて、今回からは何回かにわたり、”魅力あふれる町、メスティア”について、紹介していきますね〜。
さて、メスティアは標高1,500mの場所にあり、人口は約2,000人(町内)、面積は約3,000㎢の小さな町です。
ちなみにメスティア(町)に関しては、Samegrelo-Zemo Svaneti州内にある8つの自治体の内の1つである、自治体名としてのメスティア(Mestia Municipality)があり、その自治体としてのメスティアの中に、町としてのメスティアがあるのです。
メスティアの他には世界遺産のあるウシュグリ、チャザシ、アディシという町があります。
行政システムが他の国と異なるので、ジョージア語を上手く日本語訳出来ないのですが、ざっくり例えると、大阪府大阪市の様なイメージですね。
以前に山岳映画祭紹介の記事でメスティアについては少し紹介しているので、そちらも併せてご覧いただければと思いますが、7月中旬に訪れた際でも北部ジョージアにあるからか、首都と比べて涼しいと感じました。
また夕方雨が降った後の夜は、寒いと感じる程で、久々にダウンジャケットを羽織りました。
さて、そんなコンパクトな町メスティアでは、観光客が集まるレストランやカフェ、お土産屋さんなどは全て中心地の徒歩圏内に集まっています。ですので、Google Map上ではMestia Municipalityと表示される、メスティア市役所の近くに宿泊すれば、便利であると思います。
この筆者自作のこの地図において、市役所の周りの道を少しグレーにしていますが、主にここが観光のメインストリートとして賑わっている場所になります。またここを中心に、ホテルやホステルが点在しています。
山岳地域であるメスティアでは、登山客が多い夏は観光シーズン真っ只中ですので、人気ホテルや立地の良いホテルはすぐに満室になってしまいます。もし宿泊される場合は早めの予約をおすすめです!
さて、これから筆者お手製のこのマップ上に赤丸をつけている場所を中心に紹介していきますね。
グレー矢印のウシュグリや北部の湖には、車が無ければ行くことは少し難しいですが(トレッキングという認識であれば、中心地から両場所にトレッキングしている方もいらっしゃいますよ)、他の場所は徒歩で行く事が可能です。
市役所から一番離れているMikhail Khergiani House Museumでも、徒歩25分で行けます。
さてここではまず、少し離れた山奥の湖であるKoruldi Lakes(コルルディ湖)を紹介します。
筆者達はこの湖へは車で途中まで向かい、その後30分程歩きました。しかし地図上でピンクと赤の案内板のマークが書かれている場所に案内板があり、ここをスタート地点として湖まで7.2kmの距離を片道3時間55分でトレッキングをする事も可能なようです。
Koruldi Lakesは標高2,850mにある湖で、筆者達は標高2,427m地点まで車で向かい、そこからは約1.6kmの距離を35分程かけて歩くと湖に到着しました。
他の観光客の車は、若干もう少し上まで車を進めて、そこから歩いている方もいましたが、湖まで完全に車で向かうことは出来ません。
徒歩35分と案内板には書いてありますが、坂道がかなりの傾斜で、また道も石や礫が多く、足をとられるので体感はもう少し湖に着くまで時間がかかったと思います。ですので、しっかりとした登山靴や適したスニーカーをお勧めします。
私たちが登っている際も、『もう30分経ったはずなのに、全然湖が見えない〜』と思っていたのですが(いつも思ってしまいます笑)、これは私たちだけでは無かったようで、私達が湖から下山する際にすれ違った他の観光客の方からも、『後どれくらいで着くのだろうか?汗』とお疲れの様子で尋ねられました。
しかしながら湖までの道中も非常に美しく、エングリ渓谷や大コーカサスの山並みを眺めながら登るので、疲れも吹っ飛びます。どことなく、放牧されている牛や馬も心地良さそうです。また色とりどりの様々な美しい高山植物も楽しめます。
生憎筆者が登った日は、曇り空でしたが、それでも雲の切れ間から見れる雪の覆われた4,000m級以上の山々はとても美しいものでしたし、直射日光も抑えられてハイキングにはちょうど良かったかなと思います。
実際湖に着くと大勢の観光客がいらっしゃいました。
湖とコーカサスの山々との景色はとても雄大で壮観な景色です。疲れも吹っ飛ぶその美しさに、ぼーっと景色を眺める人や、持ってきた食事でランチをする方、湖の縁を歩いてみる方もいらっしゃいました。
しかしながらこの美しいKoruldi Lakesの水深はかなり深いようで、過去にはこの湖に誤って落ちて亡くなられた方も何人かいらっしゃるようなので、気をつけてくださいね。
また一部の小さな湖は完全に凍っており、この湖がこの地域の雪線(これ以上の標高で積雪見られる境)なのだろうと思います。
今回の記事では、Koruldi Lakesについて紹介しましたが、まだまだ紹介する場所がたくさんありますので、徐々に書き連ねていこうと思います。メスティア市役所付近の中心地には、多くの観光客向けの四駆タクシーがあり、それらのタクシーもこの湖に連れて行ってくれるそうです。(四駆以外の車では難しいです)
今後もメスティア編の記事をお楽しみに〜!