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レストラン「Threadfin Bistro(スレッドフィン・ビストロ)」がオープンしたのは2023年10月のことでした。オーナーシェフは、知る人ぞ知るジェイソン・キヨタさんです。以前は、カイルアで「ザ・フード・カンパニー」という人気のレストランを経営していました。
メニューはいたってシンプルで、月替わりの3コースメニューと毎日のスペシャルだけです。前菜とメインコースは、2種類あるので1つ選びます。ワインメニューはかなり充実していました。
8月の前菜は、炭火焼きピーチと山羊のチーズのサラダかハマチとスイカのピクルスのサラダ。
メインのお料理は、本日の鮮魚か和州牛ステーキです。
デザートは、チョコレートのトルテです。
この日は、二人でお邪魔したので、8月のメニューを全種制覇しました。
どのお料理も、たいへん手が混んでいるのを感じられます。とはいうものの、決して食材同士がケンカすることなく、各食材の良さを引き出しています。
甘さと塩っぱさをレモン風味の山羊チーズがアクセントのサラダは初めての味でした。ハマチのサラダのスイカの使い方は斬新です。
メインのお魚のバジルソースは、少しタイ料理を彷彿させると思ったら、ジェイソン・シェフはタイに住んだことがあるそうです。
やわらかい和州牛には、カバルネ・オニオン・ジャムの甘さとターメリックやコリアンダーなどのミックススパイスのラスエルハヌートがよく合います。
デザートは甘すぎず、チェリーのコンポートが美味しい!
実は、この日は、前菜の前にハワイ島コナのアワビのエスカルゴ風をいただきました。たっぷりのコニャックバターで調理されたプリップリッの新鮮アワビが美味しくない訳がありません。カイムキのブレッドショップのパンと一緒にいただきました。
店名の「スレッドフィン」というのは、その昔、ハワイでは王族しか食べられなかった高級魚「モイ」の英語名です。「父がよくモイを調理してくれたこともあって、僕の大好きな魚なんだ」と、ジェイソン・シェフが教えてくれました。
お店はカパフル・アベニューのキロハナ・スクエアにあります。入口は駐車場側になるので、ご注意くださいね。
現在は、バー席も入れて30席ほどのレストランが、年内にはもう少し拡張するそうです。口コミで人気の高まっているレストランですので、ホノルルにお越しの際にはぜひお立ち寄りください。