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第2回「うめのきウキウキフェスティバル」参加レポート~梅之木遺跡公園(山梨県北杜市明野町)

水月

水月

山梨特派員

更新日
2024年11月2日
公開日
2024年11月2日

こんにちは~山梨特派員の水月です。

2024年10月26日(土)「うめのきウキウキフェスティバル」略して”うめフェス”に参加しました。国指定の縄文遺跡「梅之木遺跡公園」で行われた”人と自然の共生を縄文に学ぶ”お祭りです。

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歴史ウォーク

朝9時半に出発した「秋の小尾街道~石仏たちが見守った歴史を訪ねて」。

  • ワイン用葡萄畑を左に
  • 朝穂堰
  • 庚申塔、二猿二鶏、六地蔵など

明野町のワイン用葡萄を栽培している葡萄畑を眺めながら、歩き始めました。向こうには、南アルプス連峰が美しく見えていました。
「鳳凰三山は、お釈迦様が横たわっているようも見えるんです」と解説があり、「地蔵岳のオベリスクが鼻ですか?」「その通りです」などと会話がはずみました。
しばらく行くと、朝穂堰(あさほせぎ)沿いの道へ。甲州三大堰のひとつなんですよ。
そして、石造物が点々と並ぶ小尾街道を南へと歩きました。

  • 幟が立つ寸劇舞台
  • 旗立ての松と徳川家康

サプライズと称し「天正壬午の乱」の様子を寸劇で演じてくれました。

武田家滅亡、本能寺の変での織田信長の死と時代が大きく動いた天正10年、北条と領地争いをしていた徳川家康は、現明野町の茅ヶ岳中腹の松に旗を立てたのだとか。そんな歴史を”旗立ての松”と”家康”が、おもしろおかしく解説し、みなさん大喜びでした。

最後は、常牧山 浄居寺(じょうこじ)の住職さんの朝穂堰とお寺さんのつながりのお話を聞きました。ここからバスで、”うめフェス”会場へ戻る3時間のウォークでした。

マルシェ

(写真提供:YasuoMaeda)

縄文遺跡の環状集落に沿うようにして、22のお店が並びました。天然酵母パン、角煮弁当、おいなりさん、ジビエ、野香茶、酵素ジュース、フルーツ甘酒などの食べ物屋さんのほか、マッサージ、タロット占い、草木染め、手作りアクセサリー、地元の採れたて野菜などなど。

  • 御朱印帳作りを楽しむ
  • 竪穴式住居と並ぶマルシェのテント
  • おいしかった角煮弁当

歴史ウォークで気持ちよくお腹が減っていたので、角煮弁当を食べました。好きな香りを選んでオーダーする野香茶も、ホッとする味わいでした。
みなさん、楽しそうでしたよ。

ワークショップ

(写真提供:週末縄文人の会)

ワークショップでは、縄文火起こし体験、石斧で樹木伐採体験、凧作り、三号棟建設現場説明会などが行われていました。上の写真が、竪穴式住居建設中の三号棟です。

  • 火起こし体験          
  • 石斧で樹木伐採中       
  • 凧を上げる子供たち       

縄文時代と同じように、木の枝で火を起こしたり、石と木を組み合わせた斧で木を切ったり、なかなか難しく苦戦しているようでしたが、みなさん、真剣に楽しんでいました。凧を作った子供たちは、気持ちよさそうに広い広い遺跡公園内を走り回っていましたよ。 (写真提供:週末縄文人の会)

縄文ステージ

午後1時半から、縄文ステージが開催されました。

フォルクローレ(アンデスの音楽)を地元のミュージシャン「ピミエンタ」が演奏。南アルプス連峰の山々をバックにしたステージは壮大で、それと相まって、ピミエンタの演奏はなぜか懐かしく心に響くように感じました。

  • ベリーダンスを披露する淑蘭
  • ピミエンタと淑蘭の共演

そして、同じく地元のベリーダンスのグループ「淑蘭(シュクラン)」が登場。やわらかなベリーダンスに、目を奪われました。
ラストには、ピミエンタが演奏する「コンドルは飛んでいく」で、淑蘭が華麗に舞いました。

北に八ヶ岳連峰、西に南アルプス連峰、南に富士山を望む「梅之木遺跡公園」。この日は、三方から山々が見守っていました。もしかしたら”うめフェス”に参加したかったのかな。
”人と自然の共生を縄文に学ぶ”お祭り「うめのきウキウキフェスティバル」。来年も楽しみなお祭りです。

■第2回「うめのきウキウキフェスティバル」

・開催場所:北杜市梅之木遺跡公園
・住所:山梨県北杜市明野町浅尾6315
・問い合わせ先:NPO法人茅ヶ岳歴史文化研究所 0551-45-7672
・URL:茅ヶ岳歴史文化研究所
・Instagram:うめのきウキウキフェスティバル
・主催:NPO法人茅ヶ岳歴史文化研究所

・ドローン写真提供:YasuoMaeda
・写真提供:週末縄文人の会(写真は許可を得て掲載しています)

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