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北海道大学キャンパスにあるインフォメーションセンター「エルムの森」には、一般の人が利用できる「カフェdeごはん」があります。9月29日まで開催する企画「緑のジンパ」をご紹介します。
北海道大学正門を入ってすぐ左手にある「エルムの森」。
北海道大学のインフォメーションセンターですが、カフェレストラン「カフェdeごはん」が併設され、観光客を含む一般の人も利用できます。
「カフェdeごはん」にはテラス席があり、暑さが落ち着いた9月は、緑の木々を仰ぎながら、テラス席でカフェタイムを過ごしたり、食事やお酒を楽しむこともできます。
写真↑は、テラス席を覆うように枝を伸ばしている木々。
写真左から枝を伸ばしているのはクルミの木です。
この写真ではわかりにくいのですが、緑色の皮に包まれたクルミの実がたわわになっています。
こちらのテラス、運が良いとエゾリスに遭遇することもあるそう。
そのテラス席で9月29日まで開催している企画が「緑のジンパテラス」(ジンギスカンセット)です。
北海道民のソウルフード、そして北大生の文化・伝統ともいえるのが「ジンパ」、ジンギスカンパーティーです。
最近でこそ札幌市内にはジンギスカンを食べられるお店が多くありますが、特に昭和の頃、ジンギスカンは各家庭のハレの日や遠足・運動会・海水浴といったイベント時に家や野外で楽しむ郷土料理でした。
その北海道民や北大生のジンギスカン文化を正統(?)な"野外ジンギスカン"で気軽に、手軽に楽しむ機会をかなえてくれるのが「カフェdeごはん」が今シーズン9/29まで開催している「緑のジンパテラス」です。
とてもリーズナブルにジンギスカンを楽しめるうえ、予約なしで利用できる点も気軽に楽しみやすいポイントです。
こちらがセットの羊肉、オーストラリア産ラムのチルド肩ロースです。
とても食べやすく、肉の旨味を感じやすいスライス加減で美味!
「ジンギスカン用野菜盛り合わせ」には、道産子(北海道民)がおそらくジンギスカンで最も重視する野菜のひとつといっても過言ではない"もやし"がついている嬉しいセット内容(盛り合わせ内容は変更になることがあります)。
ちなみにこちらのジンギスカンは、焼いた後にタレをつけて食べる"タレ後付けジンギスカン"です。
(ジンギスカンには、タレに付けた肉を焼くタイプと、味付けしていない肉を焼いて食べるときにタレをつけるタイプがあります。)
「ジンギスカンセット」の追加メニューには、「ラムスライス味付き」があるので、どちらの味も楽しめます。
そして伝統的かつ本格的な「ジンギスカン鍋」でいただけます!
厚い金属のジンギスカン鍋で羊肉や野菜が焼ける音と、立ち昇る香りもまたジンギスカンのごちそうです。
実は、「緑のジンパテラス」のもうひとつの醍醐味は、"ジンギスカンをおいしくいただくため"、2024年9月にリリースされた「ジンギスカン」のための赤ワイン「QU'EST-CE QUE JINPA?」(ケスクジンパ)。
ジビエ料理でもあるジンギスカンは、ワインと一緒に楽しむなら赤ワインでいただくことが多いと思いますが、「QU'EST-CE QUE JINPA?」は、より"ジンギスカンとのマリアージュ"に特化し、北海道大学オリジナルのエチケットとともに発売されました。
ブドウはメルロー種を主体に、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランをブレンドしたミディアムフルボディのボルドー(2019年)。
フランス・ボルドーワインであることから、「QU'EST-CE QUE JINPA?」(ケスクジンパ)、フランス語で「ジンパって、何?」を意味するワイン名。
仔羊がかわいらしいエチケットはフランスの方がデザインしたそうで、フランスと北海道大学のコラボ作品ともいえます。
テラスでのワイン提供は、基本的にワイングラスではなくプラスチックコップですが、"マイグラス"の持ち込みが可能です(カフェdeごはん室内ではグラスでワインを提供)。
「QU'EST-CE QUE JINPA?」(ケスクジンパ)は、グラス(100ml)700円(税込)、ボトル(750ml)3,300円で提供しています。
さて、「QU'EST-CE QUE JINPA?」(ケスクジンパ)とジンギスカンのマリアージュは?
これれがとても合います!
ワインだけで飲んでみると、タンニンの渋みを感じるドライな赤ワインですが、ひとたびジンギスカンと一緒にいただくと、どちらの味わいもまろやかに!
何度か赤ワインとジンギスカンの組み合わせを楽しんだことがありますが、今回が最もおいしい化学反応をはっきりと感じたことはないように思いました。
とにかく、「QU'EST-CE QUE JINPA?」(ケスクジンパ)とジンギスカンを飲み、食べるごとに、口のなかでしっとりとなじんでいく感覚は、初体験。
ワインがおいしく感激ですが、紙皿で楽しむジンギスカンは、まさに北大生や道産子が愛する「ジンパ」ならではの光景でもあります。
なお、「QU'EST-CE QUE JINPA?」(ケスクジンパ)のほかにも、アルコール、ソフトドリンクメニューがあるので、お好みのドリンクでぜひ「ジンパ」を楽しんでください。
また、「QU'EST-CE QUE JINPA?」(ケスクジンパ)は、「カフェdeごはん」と同じ建物内に隣接する「北海道大学オリジナルショップ」で、1本(750ml)3,300円で購入できます。
エチケットに"HOKKAIDO UNIVERSITY JINPA EDITION”の文字が入り、お土産にも、記念の1本にもおすすめ。
北海道は、今まさに屋外"ジンパ"に最も心地よい季節です。
9/29まで、札幌旅行を計画の方、すでに札幌に滞在中の方、気持ちよい北大構内で、北大生になった気分でジンギスカンとオリジナルのボルドー赤ワインを体験してください。
なお、「緑のジンパテラス」開催期間中は、閉店時刻が通常より遅い21時ですが、その後は通常時刻に戻るので、ご留意ください。