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バレンシア市の海沿いにあるカバニャル地区は昔の漁村で、再開発計画がなくなったために、日本風に言うと今も”昭和の雰囲気”を残した下町です。なので、今はバレンシアの中心部には少なくなった古めかしさを感じるバルも少なくありません。昨年スペインNo.1のワインバルに選ばれた創業1836年のお店も、カバニャル地区にあります。今日ご紹介するのは、そんな中の1軒です。
Bodega la Pesetaは創業1906年の老舗バル(1906年=日本は明治39年)。なんと118年の歴史を持つバルです。店内には古い電話機や紙幣などレトロなものがあれこれと飾ってあり、それがお店の雰囲気に味を出しています。
メニューも昔ながらのスペイン料理。私が行った時は軽くつまみに行ったので、バレンシアらしい焼きイカと郷土料理のエスガラエ(塩漬け)をオーダー。暑い日だったので、冷えた白ワインと一緒においしくいただきました。
こういう定番タパスってホッとする味なんです。メニューにはパエリアやフィデワもあったので、しっかり食べたいときにはいいですね。
お店のスタッフもとても感じが良く、またぜひ行きたいバルとなりました。この近くには何軒か古いバルがあるので、次回ははしごしてみようかと思います。
ビーチや港方面の散策の際に寄ってみてはいかがでしょう? アクセスは、地下鉄とトラムのMarítim駅から徒歩8分、市バス19番、92番、95番のバス停 Dr. Juan José Domine – Edificio del Relojからは徒歩5分の距離です。