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ミッフィーの作者ディック・ブルーナ氏(1927-2017)は、オランダのユトレヒト出身。
ユトレヒトは、オランダの首都アムステルダムから電車で約30分の距離にあります。
オランダ語では「nijntje(ナインチェ=小さなウサギ)」という名前で親しまれているミッフィーはユトレヒトのシンボル。
ディック・ブルーナ氏のアトリエもユトレヒトにあったので、街中にはミッフィーミュージアムやミッフィーの信号、大きなミッフィー像がありミッフィーで溢れています。
ミッフィーミュージアムは、ディック・ブルーナ氏の世界観が堪能できる場所でもあるのです。
今回は、ミッフィーミュージアムの魅力と街のミッフィースポットをご紹介。
ミッフィーミュージアムは、かつてディック・ブルーナ・ハウス(2006年設立)として知られていましたが、Nijntje Museum(ナインチェミュージアム)として2016年にオープンしました。
ミッフィー ミュージアムは、発見の旅をテーマにディック・ブルーナの世界観が広がる空間です。
ミュージアムにある、説明にはオランダ語と英語のほか日本語もあるので安心。
ミュージアム内は、1階がカフェとロッカースペース。
ロッカーに描かれているキャラクターも可愛らしいです。
2階と3階がテーマ別スペースになっています。
ディック・ブルーナ氏の絵本からインスピレーションを得ているので、親しみやすいキャクターや遊具が点在。
視覚や嗅覚、アクティビティなど遊びを通して様々なことが学べるようになっているのです。
ミュージアム内では、ミニチュアのミッフィーの自宅を訪れたり、お医者さんに行ったり、動物を見たり、道路では交通ルールについて学んだりすることができます。
最上階には、壁一面がスクリーンになった小さな劇場でショートムービーを楽しみましょう。
最初のお部屋は、ドクター診療所とミッフィーのお家がテーマ。
電話のあるお部屋や寝室、キッチンが展示されています。
2つ目のお部屋には、農場の雰囲気が楽しめるスペース。
動物と一緒にゲームや掃除、洗濯など体験。
手先を使って靴下を干すアクティビティや農場の匂いがするスポットなど、五感を通して楽しめるのも魅力の一つ。
3つ目のお部屋は、スクールとショッピングがテーマ。
スクールのユニフォームに着替え、ショッピングでは同じカラーの商品をカラーボックスに入れて色や形を識別。
所々に子どもが学べる要素が含まれています。
4つ目のアクティビティスペースには上り下りできるインスタレーションがあり、5つ目のお部屋は信号や車などある街中をテーマにしています。
他のテーマルームは個人や家族で楽しめるスペースですが、交通がテーマのエリアは多くの子どもたちが同じ空間で遊んでいます。
自転車や車、電車、車椅子が用意されていて、信号待ちをしたり踏切を渡り、英語やオランダ語など言葉はそれぞれ異なりますが子どもたちでルールを決めて遊んでいました。
ディック・ブルーナ氏のアートから子どもたちも芸術を知り、アート作品を構築したり、魅力的なアクティビティが多くあります。
展示されている中には、ディック・ブルーナ氏が描いた原画も公開されています。
カフェも併設されているのでミッフィーのパンケーキも楽しめます。
店内は、ミッフィーの椅子や木をモチーフにした壁などありカラフルな空間で、絵本の世界に入ったような雰囲気。
カップやお皿もミッフィーの形をしているので、カフェも見逃せません。
お土産ショップは、向かいのユトレヒト中央博物館(Centraal Museum)入り口にあります。
ミッフィーグッズがたくさんあるのでみているだけでも楽しめます。
絵本は、オランダ語や英語以外にも日本語もあるので、お土産にもピッタリです。
購入した商品を入れるペーパーバッグ(別途支払い)もミッフィーが描かれています。
ユトレヒトの駅を出て徒歩5分の距離にミッフィーの信号があります。
デパート「de Bijenkorf Utrecht(バイエンコルフ)」が目印です。
ミッフィーの信号のある場所は、道路もレインボーカラーで可愛らしい雰囲気があります。
自転車や自動車が多く通る大通りになっているので、撮影する際は注意してください。
街の中心地にある公園には、ミッフィーとディック・ブルーナ氏が前後に描かれた像があるのです。
駐輪場やゴミの収集場スポットが横にあるので、見つけにくいかもしれません。
HKU Utrecht Conservatoryという学校を目印にアクセスするとミッフィー像に出会えます。
近隣は住民の憩い場にもなっているので、近くにはカフェやショップが軒並んでいます。
可愛らしい2人の姿を探してみてください。
今回、筆者はアムステルダムに2泊3日で訪れ、2日目に1日ユトレヒトへ行きました。
ユトレヒトはミッフィースポット以外にも、街中にある川沿いを歩いたり、水辺にあるカフェでお茶をしたり、骨董品のあるお店に立ち寄ってみたり、散策するのに最適な街です。
アムステルダムに行った際は、可愛らしい小さな街並の景色も楽しみに訪れてみてください。