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大阪城のすぐ隣に位置する「ホテルニューオータニ大阪」は、壮麗な大阪城の景観と緑豊かな大阪城公園を楽しめる高級ホテルです。快適な宿泊に加え、美食のホテルとしても知られています。現在、期間限定で熊谷喜八シェフとのコラボレーションフェアが開催中です。また、喜八シェフが来館し、1日限りの特別なお料理教室も行われました。
目次
かつて1万人以上の生徒が集ったと言われる伝説のお料理教室が、ホテルニューオータニ大阪で「熊谷喜八シェフのクッキング&トークサロン」として、1日限定で復活を果たしました。
喜八シェフは、映画「翼よ!あれがパリの灯だ」のパリの街並みに憧れ料理人を目指し、銀座東急ホテルを皮切りに大使館などを経て、パリの名店で技術を磨きました。
帰国後、高樹町の「シルバースプーン」や葉山の「ラ・マーレ・ド・茶屋」で料理長を務め、1987年にKIHACHIをオープン。フランス料理をベースに、身体に安全で美味しいものにこだわったジャンルを問わない日本発の洋食として、「KIHACHI流無国籍料理」を生み出しました。
今が旬の厳選食材を使用したメニューで、ホテルならではの贅沢なラインナップが学べます。
<レッスンメニュー>
– 旬のカツオと季節のサラダ いぶりがっこ入り香味ソース
– オマール海老のパイ包み焼 しその香り
– 和牛の網焼き しその実アンチョビソース
筆者はメニュー名に圧倒されつつも、和やかな雰囲気と分かりやすいお話で自分も作れるかもと言う気持ちに。特に、幅広く使える万能ソースは、料理の幅が広がり食卓が豊かになることを実感しました。
参加者は真剣にメモを取ったり撮影をしたり、またかつての伝説のお料理教室に参加した方もいらっしゃいました。
お料理教室の後は、コース仕立てでお食事を楽しみます。その中の3品は作り方を教えていただいたので、一味違った満足感が得られます。
炙られ厚めにカットしたカツオの旨味と、いぶりがっこの独特な燻製香が絶妙に調和しています。
最初に具が入ったカップがサーブされ、その後、テーブルでスープが注がれます。はまぐりは柔らかくジューシーで、自然な旨味を楽しめます。
続いて提供されるのは、焼きたてのパン・オ・スフレです。ふわふわで軽やかな食感と香ばしさが特徴のこのパンは、ホテル特製のこだわりの一品です。
オマール海老の濃厚な旨味とパイ生地のサクサク感が、しその爽やかな香りと絶妙に調和しています。フレンチの技法をベースに和の要素を取り入れた独特の一品です。
今回の料理教室では、手でパイをちぎってもOKとのことなので、早速実践してみます。
香ばしく焼かれた和牛の旨味が、しその実とアンチョビソースと調和しています。
付け合わせの野菜(蓮根、四角豆、ヤングコーン、甘長トウガラシ)は揚げられていながら新鮮な食感を保ち、ジューシーさと甘さが感じられます。素材を活かした素晴らしい一品です。
削られた氷の下には巨峰があり、一番下にはプルンプルンの黒蜜寒天が敷かれています。全体を黒蜜が包み込み、巨峰のほんのりとした酸味と甘みが深いコクの黒蜜と絶妙に組み合わさり、締めくくりにふさわしいデザートです。
お食事後には熊谷シェフのトークや質問コーナーがあり、シェフの温かいお人柄が伝わってきて、最後まで和気あいあいとした空気に包まれていました。料理を学ぶだけでなく、シェフの料理への愛情や哲学に触れる貴重な体験となりました。最後には『おばんざいが美味しい』という言葉も印象的でした。
現在、ホテルニューオータニ大阪では熊谷喜八フェアが開催中です。
「肉・海鮮・スイーツ」がテーマのホテルニューオータニ大阪の王道グルメビュッフェに、喜八シェフ監修のメニューが並びます。
喜八シェフ監修の料理
50種を超えるホテルニューオータニ大阪特製のお料理と共に、喜八シェフ監修のお料理が楽しめます。今回、1日限りのお料理教室で習った「カツオと燻りがっこ入り香味ソース」もメニューにあります。素晴らしいラインナップです。
喜八シェフがプロデュースする平日限定メニューは、子供から大人まで人気の「下町風ナポリタン」や、サクサクのカツと優しい口当たりのカレーが絶妙に絡む「キハチ風カツカレー」が月替わりで楽しめます。
この機会にホテルニューオータニ大阪のシェフ達が作る美味しいお料理と共に、喜八シェフの魅力あふれるお料理をお楽しみ下さい。陽光差し込む心地よい"SATSUKI"で、素敵なひとときが楽しめる事でしょう。
次回の大阪旅行の参考になれば嬉しいです。