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【鳥取県】小泉八雲も訪れ霊気を感じた西日本最大級の自然発生墓地「花見潟墓地」を歩く…

miumiu

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鳥取特派員

更新日
2024年9月29日
公開日
2024年9月29日
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こんにちは。東伯郡琴浦・鳥取特派員「miumiu」です。
自然に囲まれおいしいものが多く歴史を感じることができる琴浦町(ことうらちょう)にある「花見潟墓地」場所が墓地ということなので紹介するかどうか迷いましたが、自然にできた墓地で大規模のものは珍しく西日本最大級ということで、琴浦町(ことうらちょう)にある”まち並み”としてご紹介します。

琴浦町(ことうらちょう)赤碕”花見潟”(はなみがた)にある「花見潟墓地」は、海岸に集中した自然発生墓地で約二万余基の墓があり西日本最大級の規模で墓地の発生起源は不明ですが石造物などから中世後期以降と推定されています。というと、今から400年~500年前なのかな? 古くから地元の人たちによって大切に守られてきたんでしょうネ。

ちなみに、「怪談」などで有名な小泉八雲が1891年ハネムーンで琴浦町に訪れたとき八橋(やばせ)に投宿する前に赤碕の花見潟墓地や海岸沿いのまち並みを人力車で駆け抜けているんですが、「日本海に沿いうて」によれば、”灰色の墓地だ。それはあまりにも長く林立する広大な石の群れを抜けるまで人力車が全力で駆けたが、まるまる15分もかかった”と記しています。

お盆の時期で、墓には盆灯篭はしつらえてありましたが、なかには何の準備もしていないような墓もあり、今日ともるであろう灯篭の灯とは無縁な、とうの昔に忘れられてしまった人々への思いもいだいていたようです。

「赤碕殿塚」鎌倉末期の船上山合戦に北条型方として従軍し、その後当地に住み、地名の「あかさき」を名字としたと伝えられている地元にゆかり深い武将。墓地内には、「赤碕殿塚」のほか、鎌倉末期頃の作と推定される「赤碕塔」、供養仏として1747年建立の「河原地蔵尊」があります。

過去、ドラマのロケ撮影で銃撃戦などありましたが「花見潟墓地」は、死者が静かに眠る場所。どうぞ、見学の際は騒がず墓などを触らずのんびりとお散歩つかぁさい(秋、冬場は寒いですので織物をお忘れなく)
みなさんの「鳥取旅」が思い出いっぱいになりますように。

花見潟墓地

住所
鳥取県東伯郡琴浦町赤碕
駐車場
あり
問合
琴浦町観光協会
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