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ドイツでヨーロッパのビンテージ古着を量り売りで買える通年イベントVinokilo

ヘニングウェイ

ヘニングウェイ

ドイツ特派員

更新日
2024年9月30日
公開日
2024年9月30日
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2024年のドイツではあっという間に夏が終わり、ここ最近の平均気温は15度から20度の間、また雨がよく降る秋の季節に突入し、ぐっと冷え込む時期になりました。そんな季節の変わり目に行うこと、衣替え。日本にいるころから古着は好きだったのですが、ドイツではどこで古着が買えるんだろう? そう思っていた矢先、たまたまInstagramで古着の量り売りイベントVinokiloの広告が表示されたことをきっかけに、このイベントの存在を知りました。Vinokiloではなんといってもヨーロッパの古着を量り売りで買えることが魅力です。もともとはドイツで始まり開催されたイベントですが、今ではヨーロッパ各地で開催されているイベントですので、ヨーロッパを訪れる際に、ヨーロッパの古着をゲットしてみてはいかがでしょうか?★ヨーロッパでの開催都市をチェックhttps://vinokilo.events/

フランクフルト(Frankfurt)会場での様子2024年9月

ドイツ、マインツ(Mainz)生まれのサステナブルでファッショナブルなイベント

私自身はドイツに移住した年、約2年前からこのイベントを訪れ始めたのですが、実際このイベントがいつからヨーロッパで開催されるようになったのか気になり、調べてみました。
創業者のインタビュー記事によると、2016年からイベントを開催しているようです。
ドイツのマインツ(Mainz)で始まったそうで、マインツはフランクフルト(Frankfurt)の近隣都市なのでとても親近感がわきました。その関係もあり、倉庫はマインツにあるそうです。
商品の仕入れ先は、ヨーロッパ全土の厳選されたリサイクル業者から仕入れているもので、機械を使わず人の手で選別、洗浄と補正されたアイテムとのことです。
このVinokiloは古着の量り売りイベント、というだけでなく、来た人が楽しくなるような趣向も凝らされているのがポイントです。
例えば、会場内にローカルのDJがいてその場でライブミュージックを聴きながらショッピングを楽しめます。
また、会場外敷地内(※開催会場による)で、時にフードトラックが来ている場合もあり、お買い物前後に小腹を満たすこともできたりします。来た人が服を買うだけでない楽しみを見つけることができる点も、このイベントの魅力です。

冬物ジャンパーコーナー

Vinokiloに行くには~服の購入まで

■イベントは基本的にオンラインチケットを事前に購入して訪れます。
チケット種類は数種類あり、
「Free(無料・時間指定あり)」・「Free Day Ticket(無料・時間指定なし」・「Early Bird(早割価格で有料・時間指定あり)」・「Vintage Lover(通常価格有料・時間指定あり)」・「Priority Ticket (有料・時間指定なし)」などです。
有料チケットの場合、開催都市によりいずれも価格が異なるため一概に言えませんが目安としては€5ユーロ~€10のようです。(2024年9月現在)
ホームページ上で訪れたい都市と日時、チケット券種によっては時間帯を選択して購入する仕組みです。
事前チケットを買わずに当日会場現地でチケットの購入は可能ではあるそうですが、公式サイトでは事前にチケットを予約するのをおすすめしています。

開催場所は、各都市でイベント会場を貸し切って行われるためか、1年に数回、同じ都市で開催される場合でも毎回会場が違う場所のことが多いです。
私が今まで数回行った経験から、最寄り駅から徒歩10分から15分程歩くことが多かったです。
会場内は広々としていて、一度入場するとそこからは時間制限なくショッピングを楽しむことができます。簡易試着室も完備しています。

□イベントポリシーとしては犬連れでも入場可能だそうですが、イベント会場によっては犬連れ不可の場所もあるそうなので事前に訪れる予定のイベントページ詳細を確認してください、と公式サイトに記載がありました。

支払いは、クレジットカードまたはデビットカードのみの支払いです。現金は受付不可なので、お気を付けください。
kg単位での量り売りで開催場所や開催日によりkg単位の単価は毎回異なります。こちらも事前にホームページを確認するのが一番です。今まで私がフランクフルトで訪れた際に、kg平均単価は€35/kgの場合が多かったです。もしも購入したい商品合計量が1㎏以下ですと、g換算で購入することができます。また会場内には幾つか測りも設置されているので、合計重量がどのくらいになるかを事前に測ることができますので、ご安心ください。

なお、自分の着なくなった服をイベント会場に持ち込むことで割引を受けることができるサービスもあるそうです。「Give Back Bar (GBB)」制度というものがこれにあたります。ただし、イベント場所によってはこの制度がない場合もあるので、詳しくは自分の訪れる予定のイベントページを事前に確認してください。またこの制度を利用する場合、ファストファッションブランドの服は不可、下着や靴下、子供服、アクセサリー類の持ち込みも不可、洗濯がしてあること、などのガイドラインが決められています。
まだ私はこの制度を利用したことがないので、次回行く際は、私も自分の着なくなった服を持ち込んでみようと思います。

売っている商品は多岐にわたり、衣服のみならずベルトや帽子、靴にアクセサリーまで売っています。
前回の会場ではなんと、その場でタトゥーをいれられるブースまでありました!
商品のコンディションによっては、新品同様に見える商品もあり驚きます。帽子などの小物類はもともと軽いので、量り売りではお得に購入できるかと思います。
また現地ならではの珍しそうなTシャツをたくさんある品ぞろえから見つけるのもお楽しみのひとつです。

前回購入したアイテムセカンドハンド品

サステナブルな買い物がしたい、流行りものではなくユニークな年代ものアイテムを探したい、ヨーロッパの古着を手に入れてみたい、とにかくなんだか面白そうだから行ってみたい、などと思った方は是非ホームページを覗いて気になっている都市で開催されているかどうか、チェックしてみてください。運が良ければ、あなたが訪れたい都市開催のイベントでまだ「入場無料チケット」も余っているかも!見て帰るだけでも、もちろんオッケーです。何度行っても場所や同時に催されているものも異なり、当然ながら売られているアイテムも多彩なため、すぐにまた訪れたくなってしまう不思議な魅力があるVinokilo、私の大好きなイベントです。きっと素敵なアイテムとの出合いがあるはずですよ。

Vinokilo

イベント概要と詳細・開催都市・チケット購入ホームページ
https://vinokilo.events/
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