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すっかり秋も深まってきました。岡山県内も徐々に紅葉が見られるようになりました。紅葉狩りというと車の渋滞に悩まされることがありますが、今日はJRでアクセスしやすい私の好きな紅葉をご紹介します。
岡山駅から徒歩圏内にある岡山後楽園の紅葉は外せません。日本三名園のひとつに数えられる大名庭園です。岡山市内中心部にありながら、園内に一歩入ると、周囲の喧噪は全く感じられない落ち着いた趣のある庭園です。
中でも「千入の森」(ちしおのもり)の木々が真っ赤に染まった景観は見事です。二代藩主・池田綱政によって命名されました。千入(ちしお)とは”幾度も染める”という意味だそうで、日ごと深まる紅葉の移ろいを表しています。秋も深まり、お殿様が見た景色と同じ景色が見られると思います。
どこから撮っても絵になる庭園です。また、後楽園は結婚式の前撮り写真を撮るカップルにも人気があり、特に秋のシーズンは多くのカップルが撮影を楽しんでいます。
今月15日㈮から24日(日)まで岡山後楽園夜間特別開園「幻想庭園」が始まります。園内のライトアップに加え琵琶の演奏会、歴史講演会、日本酒BARなどが日替わりで楽しめます。
JR津山線の誕生寺駅から徒歩10分で到着する誕生寺は、浄土宗他力念仏門の開祖、法然上人の誕生の地です。樹齢850年といわれる”上人お手植の大銀杏”が11月になると見事な紅葉を見せてくれるので、紅葉狩りと銀杏を拾いに来る人で賑わいます。大イチョウの高さは約15メートル、枝が扇のように広がっていることから「逆木のイチョウ」とも呼ばれています。
夕陽を受け輝くような美しさです。広い境内と「誕生寺七不思議」や宝物館など見どころが数多くあります。
画聖雪舟が幼い頃、修行をしたという臨済宗東福寺派の寺院、宝福寺です。総社駅から徒歩で約30分ほどかかるのでハイキング気分で歩くのもよし、自信のない方はタクシーを利用すると10分程で到着します。
戦国時代の備中兵乱で三重塔を残して消失しましたが、その後復興されました。紅葉も見事ですが、国の重要文化財に指定された三重塔をはじめ、山門・仏殿や方丈など禅宗様式の数々の伽藍も見どころのひとつです。