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2024年11月、札幌中心部に新たなグルメスポットがオープンしました。北海道産をはじめ、フルーツに注目した札幌ではあるようでなかった”フルーツパーラー”を冠したお店です。オープン後まだ間もない「フルーツパーラー SHIKAKU TO MIKAKU」をご紹介します。
フルーツパーラー「SHIKAKU TO MIKAKU」がオープンしたのは、地下鉄東西線「西18丁目駅」にほど近い北1条通沿いのマンション1階です。
美術館などが立ち並ぶエリアで、北海道立近代美術館や北海道立三岸幸太郎美術館(mima)、「SHIKAKU TO MIKAKU」店舗と北1条通を挟んだ向かいには、観光スポットでもある北海道知事公館があります。
最近では、小樽や白い恋人パークなどの観光スポットへ高速小樽バスでアクセスする旅行者も多いですが、その高速小樽バスの「道立近代美術館」停留所からは徒歩3分とアクセスしやすい場所でもあります。
北海道知事公館の向かいのマンション1階に掲げられた可憐なイラストが目印です。
「SHIKAKU TO MIKAKU」は、同店を運営する株式会社Queaesitorの松館社長が飲食店の経営に携わっていた前職時に出張で全国を巡るなか、各地に数えきれないほどのイチゴの種類があり、また、どこへ行ってもイチゴ人気が根強いことから、改めてイチゴに魅せられ、イチゴをメインにした飲食店を手がけたい、との思いでオープンさせました。
そして北海道・東神楽町でトマト農園を手がける川崎さん(現・同社商品企画部)に巡りあった縁から、東神楽町のイチゴ育種会社が開発、誕生したブランドイチゴ「夏瑞」(なつみずき)にたどりつくことができたそうです。
さらに農家でもある川崎さんの全国的な生産者ネットワークから、各地の旬のフルーツを直接入手することも可能に。
北海道の寒暖差の激しい気候を生かした甘みの深いフルーツをはじめ、全国の旬のフルーツをスイーツとしてたっぷり提供できる体制が整い、2024年11月、満を持して「SHIKAKU TO MIKAKU」をオープンしました。
「SHIKAKU TO MIKAKU」が提供するスイーツは、フルーツをふんだんに使ったパフェとフレンチトーストがメインです。
現在、フードメニューは「苺パフェ」(1,800円・税込)と「苺のフレンチトースト」(2,000円・税込)、「季節の果実パフェ」(1,500円)と「季節の果実フレンチトースト」(1,700円・税込)の4種類。
いずれのメニューも、旬のフルーツを使用しており、「苺パフェ」と「苺のフレンチトースト」は、11月いっぱいまで生産される「夏瑞」(なつみずき)をふんだんに使ったパフェとフレンチトーストを12月初旬まで提供予定。
オープンのきっかけにもなった北海道産の「夏瑞」(なつみずき)は、一般的にイチゴの旬といわれる冬・春(11月~3月)以外の端境期に生産される特別なイチゴだそう。
大粒の夏瑞(なつみずき)をパフェ、フレンチトーストとも7~8粒も使ったぜいたくなスイーツです。
フレンチトーストには、北海道産生クリームと、イチゴ「カロマッサ」とフランボワーズを使ったベリーソースもたっぷり使用。
そして札幌市内の「北麦パン店」(無添加パンを販売するお店)の食パンを使っています。
北麦パン店の無添加パンは、きび糖を使って焼いているので、フレンチトーストの卵液にもきび糖を使い、やさしい味わいに仕上げているそう。
20分をかけてじっくりと焼き上げるフレンチトーストから、じんわりと染み出てくる卵液とベリーソースの華やかな香り、そして夏瑞(なつみずき)のさわやかな香りと甘み、酸味が一体となって、目が覚めるようなおいしさです。
余談ですが、フレンチトーストのトップに飾られたハーブは「タイム」。こちらもフレンチトーストと一緒にいただいたのですが、イチゴやベリーソースとの相性が抜群で、新たな味覚のマリアージュを発見をさせてもらいました。
こちら「季節の果実パフェ」は、ブドウを使ったパフェです(2024年11月現在)。
大人気のシャインマスカット、「晴王」(岡山県産)を使ったパフェですが、珍しくも黒葡萄品種の「ニューピオーネ」(岡山県産)とのブドウ2種使いのコンビネーションパフェ。
シャインマスカット「晴王」は、みずみずしく爽やかな期待を裏切らないおいしさ。
そこに「ニューピオーネ」のほんのり感じる黒葡萄らしい渋みと際立つ香りで、シャインマスカットとは異なるブドウの存在感が感じられます。
2種類のブドウを食べ比べられる贅沢は、両方のブドウの特徴をよりはっきりと感じ、フルーツを存分に堪能している満足感が倍増。
また、ブドウのパフェには、
・北海道仁木町産キャンベルと青森県産スチューベンを使った色鮮やかな黒葡萄ソルベとソース
・サワークリーム入りホイップクリーム
・国産オーガニックレモンを使ったジュレ
・キャラメリゼしたクルミとクランブル
が入っており、食べ進めるうちに、次々と変わっていく果実の味と甘み・酸味、食感を楽しめます。
なお、今後、季節によってイチゴの種類はもちろん、季節のフルーツを変えたたり、メニュー数を増やすことも計画中だそう。
季節ごとにリピートしても新しい味に巡り会えそうです。
ドリンクメニューは、コーヒー(ブレンド、カフェラテ、カプチーノ)と紅茶(アールグレイ)があります。
そしてフルーツパーラーならではのこだわりジュース、「青森県産リンゴジュース」(500円)、「温州みかんジュース」(500円)もあります。
お気づきの方もいるかもしれませんが、店名の「SHIKAKU TO MIKAKU」は、お店のロゴモチーフ四角と三角の意味と同時に”視覚と味覚”から名づけられました。
そして店名からインスパイアされたSHIKAKU TO MIKAKUモチーフのオブジェなどがお店のあちこちにあります。
ひとつひとつのオブジェの色合いや素材がとてもアーティスティックで、思わず見入ってしまいます。
イチゴへの熱い思いと、フルーツを調達する独自ネットワークで、旬なフルーツ・希少なフルーツをParfait(パフェ/フランス語で完璧の意)に作りあげた「SHIKAKU TO MIKAKU」。
お店界隈の美術館巡りのあとなど、観賞したアート作品の余韻にひたりながら、「SHIKAKU TO MIKAKU」のどこかアーティスティックな居心地よい空間で視覚と味覚を楽しんでみてはいかがでしょう。
カラダにも心にもたっぷりのビタミンを供給できると思います。
なお、フレンチトーストは注文を受けてから20分かけて焼き上げるため、時間に余裕をもってお出かけください。
■フルーツパーラー SHIKAKU TO MIKAKU
住所:札幌市中央区北1条西15-1-3 大通ハイム1階
電話:011-215-8880
営業時間:11:00~17:00(L.o.16:30)
定休日:火曜、月1回日曜
アクセス:高速小樽行きバス・JRバス「道立美術館」より徒歩3分
地下鉄東西線「西18丁目駅」4番出口より徒歩6分
Instagram:https://www.instagram.com/shikaku to mikaku/