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【大阪】世界遺産「百舌鳥(もず)・古市古墳群‐古代日本の墳墓群‐」を歩くⅠ

mami

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岡山特派員

更新日
2024年12月9日
公開日
2024年12月9日

2019年に世界遺産として認定された大阪府堺市の百舌鳥エリアの古墳群を訪れました。紅葉も最盛期に入った頃で、仁徳天皇陵などの陵墓をはじめ周囲の公園や博物館も楽しみました。

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宿泊したホテルでレンタサイクルをお借りして百舌鳥古墳群を目指します。堺市内は南海線「堺駅」や大仙公園観光案内所などで借りることもできます。

道路わきに自転車専用が明示されているので、比較的安全に走りやすいと感じました。

百舌鳥古墳群へ行く前に南海堺東駅の近くにある堺市役所21階にある展望ロビーを訪れました。ここは地上80mから360度の展望が楽しめる回廊式ロビーです。仁徳天皇陵古墳(大仙古墳)をはじめ歴史を秘めた堺のまちが眼下に広がります。遠くは六甲山、あべのハルカス、金剛山等が見渡せます。

古墳群だけでなく竹ノ内街道から二上山、など奈良へ続く山並み、大阪湾の方へ眼を向けると来年開催される万博会場がカメラの望遠レンズで確認できました。

この展望ロビーが開いているのは9:00から21:00までなので夕陽や夜景も見られるのもいいですね。年中無休で入場無料というのも嬉しいところです。ちなみに駐車料金は自転車なら2時間まで無料です。

また、常設展として堺名誉大使の劇画家の故 さいとうたかを氏の「さいとう・たかを劇画の世界」のパネル展示もありました。

 

さあ、いよいよ仁徳天皇陵(大山古墳)に向かいます。古墳群は小高い台地の上にあるので、上り坂は応えますが、自転車に乗った人は多くいらっしゃいます。

仁徳天皇陵(大山古墳)に到着しました。日本最大の古墳にして、世界最大級の墳墓です。他の天皇陵と同じで中に入ることはできませんが、ガイドボランティアの方が多くいらっしゃいます。初めて大山古墳に来られた方は、ガイドさんの声に耳を傾けると、いっそうこの古墳の凄さを感じることと思います。

ここから見ると木々が生い茂った「山」にしか見えませんが、世界でも独特な形と言われる鍵穴型の前方後円墳で、葬送儀礼の舞台として墳丘は葺石で全体を覆い、埴輪などの土製品で飾り立てた造作物だったといいます。

仁徳天皇陵(大山古墳)の周りは、大仙公園として整備され、遊歩道沿いには博物館、庭園、それに倍塚(ばいちょう)と呼ばれる大型の古墳の周囲に付随するように築造された小型の古墳も見られます。見どころが沢山あるので、この公園にいるだけで1日以上過ごせそうです。

 

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