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もうすぐクリスマス。町がキラキラ輝き人出も増え、どこからかクリスマス音楽が聞こえてきたりして、歩くだけでわくわくするシーズンです。スペインでは11月末から12月はじめに町がクリスマスモードになり、お祭り気分は1月6日の公現祭まで続きます。なので、この期間にスペインにお越しになる方はクリスマス気分を味わうことができるのです。今回は「バレンシアで時間がないけれど、急いでクリスマススポットをまわりたい!」という方に向けて、おさえておきたい3つのスポットをご紹介いたします。
バレンシア市の中心ともいえる市役所広場は、毎年もっとも盛り上がるクリスマススポット。電飾のツリーにスケート場、そしてカルーセルが設置されるのです。広場に面した市庁舎がライトアップされるのはもちろんのこと、プロジェクションマッピングをした年もありました。市庁舎の向かいにはベレン(キリスト生誕シーンを模した人形)、付近の道路にもイルミネーションが飾られるので、時間がなくてもここに来ればクリスマスモードに浸れること間違いありません。時間に余裕があれば、イルミネーションに囲まれてスケートをしてみるのもいいですね。
通常なら今の時期には点灯日時が発表され、点灯式には大勢の人が押し寄せるのですが、今年は10月29日に起きた近郊の大洪水の影響でまだ決まっていません。今回は昨年の倍の予算をクリスマスのイルミネーションに充てていたそうで、大災害があったのに無駄使いではないか、という声もあがっています。正式発表はまだされていませんが、バレンシア市役所では12月4日に洪水で亡くなった方々に捧げるという形で点灯式を考えているようです。
大聖堂に面した2つの広場にもクリスマスの飾りが出ます。
大聖堂の入り口に面したレイーナ広場には、クリスマスプレゼントを買うのにもってこいの市場が出ます。アクセサリーや陶器、お菓子など、日本のお土産にもいいですね。毎年大聖堂をバックに、馬小屋のキリストを訪れた東方の三賢王の礼拝シーンが等身大の人形で再現されたベレンも飾られます。広場に面したラ・パス通りやサン・ビセンテ・マルティール通りのイルミネーションも美しく、見応えがあります。
大聖堂の裏手にあたる聖母広場にも電飾のツリーが設置されます。決して派手な装飾ではないものの、聖母聖堂や大聖堂といった歴史ある建造物に彫刻が施された噴水があり、エレガントな光景を醸し出します。
何軒もの飲食店が並ぶコロン市場も、クリスマスにはぜひ訪れたい場所です。地上階には大きなツリーと、ここにも三賢王のキリストへの礼拝シーンを模した等身大のベレンが飾られます。クリスマスマーケットやコンサートも開かれるのですが、まだ市場のWEBサイトでの告知はされていません(一般的にスペインのイベントって告知が遅いなって思ってます・・・)。カフェやバルのテラス席がたくさん出ているので、ここでは何か飲みながらのんびりとクリスマス気分に浸ってみませんか?
今年のイルミネーションや装飾はまだ始まっていないのでここに紹介した写真とは多少異なると思いますが、それも毎年のサプライズ。今年はどんな風になるのか楽しみです。ご紹介した3か所は、どこも暗くなってから行くことをオススメします。