伊太祈曽駅の検査場は、大正5年に建てられたもので、木造トラスの屋根が特徴です。28本の木造トラスが並んでいる様子は壮観です。
プラットフォームと上屋には、開業当時の石積みが残っており、上屋は戦前の中古レールを使って建てられています。
貴志川線のすべての車両がここに配置され、昼間は3編成が運行され、残りの編成は駅に留置されます。また、和歌山電鐵の本社も駅内にあり、貴志川線の中心的な役割を担っています。
今回は特別に、伊太祈曽駅の車庫に入れていただき、整備中の「たま電車ミュージアム号」(右)と「動物愛護電車」(左)を見ました。