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皆さんგამარჯობა(ガーマルジョバ:こんにちは)!
გილოცავთ ახალ წელს(ギロツァブット アハル ツェリス:A happy new year)!
2025年が日本時間に遅れて5時間で、ジョージアにもやってきて、新年を迎えました。
筆者もこの地球の歩き方を始めて丸1年が過ぎました。今年もボルジョミや他のジョージア地域の魅力を発信していければと思います!
さて、新年を迎えたとは言いますが、ここジョージアはジョージア正教会の国。
新年(1月1日)を迎えた後に、クリスマス(1月7日)がやってきます。
筆者も今年ジョージアで2回目の新年を迎えましたが、まだ新年を迎えてお互いHappy New Yearと言いながら、街中にはサンタの帽子を被って歩く親子や、各店舗がクリスマス商戦をしていたりするのを眺めると、
まだ年を越していないんじゃないだろうか、、という錯覚に陥り、不思議な気持ちになります。
とはいえ新年を迎えるにあたり、人々がスーパーなどで買いだめしている様子や、パン屋さんやケーキ屋さんがごった返している様子などを見ると、どこの国もなんだか同じだなぁと感じ、ほっこりするものです。
さてお食事大好きなジョージアでも、勿論新年の伝統的な料理はあります。
その代表例としてはგოზინაყი(ゴジナキ)や საცივი(サツィビ)といったお料理が挙げられます。
გოზინაყი(ゴジナキ)は所謂ナッツバーの様なデザートで、元はラチャなどの北ジョージアの山岳地域の食べ物でした。
ヘーゼルナッツやクルミ、ピスタチオ、カボチャの種などのナッツ類だけでなく、リンゴやナシなどのドライフルーツも混ぜて少量の砂糖を加えた蜂蜜で煮て乾燥させて作られるもので、キャンディの様なものだと教えてくれました。
家庭によっても何を混ぜるかが変わるので、その家庭独自のゴジナキがある様です!
ゴジナキの準備は12月上旬から始まるそうで、ナッツ類の中でも色の綺麗なものを時間をかけて選別し、ローストしたものを使います。また一緒に使う蜂蜜は、アカシアや柑橘類の蜂蜜は色が明るいので、用いると薄い色のゴジナキが出来、栗蜂蜜などを用いると茶色のゴジナキが出来るそうで、大体明るい色の蜂蜜であるアカシア蜂蜜などが好まれるそうです。
ゴジナキは家族の中で一番ゴジナキ作りが得意な人が作ると決まっており、それは男女問わないそうで、お父さんが一生懸命作る場合もあるのです。またゴジナキを食べると、その1年は成功が訪れると言われており、大切な新年のお料理だそうです。
საცივი(サツィビ)というお料理は、鶏肉料理として伝統的なジョージア料理ですが、ジョージア観光庁の紹介サイトでもインドのカレーの様なものであるとも表現されています。
サツィビのレシピは家庭によって大きく分かれるようで、統一的なレシピは無いと言われています。
また代々おばあちゃんが作ったレシピを継承している家庭が多く、鶏肉と胡桃はマストで入れるものに、玉ねぎと小麦粉を炒めて作られ、そこから家庭により様々なアレンジがされているそうです。
筆者の同僚はサツィビを一言で説明すると、”鶏肉の胡桃ソース添え”かしらと言っていました。
どれもとっても美味しそうで、筆者も食べてみたいなと思うものばかりです!
さてジョージアの新年会や家族での集まりでも、お食事にそれぞれ成功を祈る意味が込められていたり、日本と似通った部分がありますが、願い事が叶うようにと行う楽しいレクリエーションがある様です。
それは【机の下に潜って屈み、ブドウを12粒(12ヶ月を表す)持って、12個の願い事を考えながら、1分間で12粒の葡萄を食べきるというもの】らしいのです。
同僚曰く、『一見簡単に見えるでしょ?!でも12粒の葡萄を1分で食べるってなかなか大変なのよ!!笑』と言っていました。口がリスのようになるそうです笑
喉に詰まるのに気をつけながら、日本でも取り入れると面白いのでは?!と筆者も思いました。
今回の記事では新年の過ごし方や食文化について紹介しました。
新年やクリスマスは一番色濃く文化が現れるので非常に面白いですよね!他にも素敵な文化があれば紹介していきますね~