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京都市東山区の八坂神社では、節分祭が1日と2日に行われました。
節分は、古来より季節の変わり目に厄を払い、これからの無事と繁栄への祈りを
捧げる行事です。
節分の歴史は奈良時代まで遡るそうですが、室町時代に入ると現在のように豆を撒いて鬼を追い祓う形になったと言われています。
八坂神社の節分祭は、雅楽や祇園太鼓等の奉納と共に、舞妓さんが参加する事でも有名です。
2月1日は先斗町歌舞会と宮川町歌舞会。
2月2日は祇園甲部歌舞会、祇園東歌舞会です。
2日の午後2時は、祇園太鼓の奉納が行われていました。
ドンドンドン。
境内に鳴り響く祇園太鼓の音は、まさしく邪気を払い鬼を追い出す響きでした。
勇壮な祇園太鼓に続いて、3時からは祇園東歌舞会による奉納舞踊です。
舞妓さん達の登場に境内は一気に春が来た様でした。
奉納舞踊は「祇園小唄」
「月はおぼろに東山」の歌い出しで知られる『祇園小唄』は、1930年(昭和5年)の曲です。
今は祇園を代表する曲でもあります。
月はおぼろに東山
霞む夜毎のかがり火に
夢もいざよう紅桜
しのぶ思いを振袖に
祇園恋しや だらりの帯よ
雪はしとしとまる窓に
つもる逢うせの差向(さしむか)い
灯影(ほかげ)つめたく小夜(さよ)ふけて
もやい枕に川千鳥
祇園恋しや だらりの帯よ
寒い日が続いていますが、今日は立春(2月3日)です。
ゆっくりとゆっくりと春の日に近くなって来ています。
以上、八坂神社の節分祭でした。
八坂神社
〇住所 京都府京都市東山区祇園町北側625
〇アクセス
京阪電車「祇園四条」駅より徒歩約5分
阪急電鉄「京都河原町」駅より徒歩約8分