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Hola! 山梨特派員の水月です。
2025年1月。マドリードから、特急AVANTで約30分。古都トレドへ行ってきました。「スペインに一日しかいないならトレドへ」ともいわれる、スペイン中部カスティリャ=ラ・マンチャ州にある世界遺産の都市です。イスラム教、キリスト教、ユダヤ教が長い間共存していた文化の融合が街並みにも表れているとか。まずは、トレドの町を一望できる展望スポット「ミラドール(Mirador del Valle)」へと向かいました。
トレド駅からタクシーに乗ろうと思ったら、タクシーは1台もなくUberでも呼べないとわかり、バスで中心街のソコドベール広場(Pl. de Zocodover)へ。その近くのバス停Virgen del Valleからミラドールへ向かうバスが1時間に1本だけ出ていたので、それに乗りました。
着きました! 15分ほどで到着。バス停Ctra.Cobisaで下車して、ミラドールまでは徒歩9分とGoogleマップにありましたが、この辺り、すでにそこらじゅうが展望台! どこからでもトレドの街を一望できました。
向かって右側には、トレド大聖堂やアルカサルが見えています。手前を流れるのは「タホ(tajo)川」です。
向かって左側は、ユダヤ人地区。トレドを愛した画家エル・グレコの作品を集めた「エル・グレコ美術館」や「サント・トメ教会」などエル・グレコゆかりの建物があります。遠くから見ても、どの建物かはわかりませんでした。けれどこうして見渡すと、大自然に囲まれた古都トレドが浮かび上がってくるように見えてきました。
アップにしてみました。左の高い塔のある建物がトレド大聖堂。右の2つの塔に挟まれたような建物がアルカサルだと思います。
バス停Mirador del Valleには、天望台などによくある建物の名前などを記した案内板がありました。
バスは上りも下りも1時間に1本しかなく、ミラドールは、トイレも何もない場所だったので、ご注意を。
それにしても、ミラドールから見下ろしたトレドの街並み。緻密に作られた箱庭のようにも見えますね。いつまでも眺めていたいような美しい風景でした。
「エル・グレコ美術館」では、エル・グレコが描いた『トレドの景観と地図』を観ることができます。ぜひ併せてお楽しみください。