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エクアドル料理というと、皆さんはどんなイメージを持つでしょうか?
実は、エクアドル料理は日本人の口にもよく合うと評判なんです。エクアドル料理は味付けが比較的シンプルで、素材本来の味を生かしているため、米や豆類がよく使われることも人気の理由のひとつ。今回は、エクアドルに暮らす地元の人々のランチ事情についてご紹介します!
私が暮らしているキトでは、1日の食事のなかでもっともボリュームがあるのはお昼ごはんという人が多いです。
キトは標高2850mに位置しているため、夜にお腹いっぱい食べてしまうと寝づらくなることがあります。そのため、夜は軽食で済ませる人がたくさんいます。
そして何より昼食が重要視される理由は、そのリーズナブルな価格にあると思います。
キト市内にはチェーン店から高級店まで、さまざまな価格帯の店がありますが、平日のお昼時には地元の人々が近くの食堂でAlmuerzo」を楽しんでいます。
Almuerzo(アルムエルソ)はスペイン語で「お昼ごはん」を意味しますが、地元の人々がいうAlmuerzoは、近くの食堂で提供されるお昼ごはんを指すことが多いです。
キトには、いたるところにAlmuerzoを提供している小さな食堂があり、スーツを着たサラリーマンから学生、作業服を着た人、お年寄りまで、さまざまな人々がランチを楽しんでいます。
メニューはだいたい、ジュース+スープ+メインの3品が基本で、デザートが付いてくることも。メインは、サラダ、肉、米、トウモロコシ、またはじゃがいもがワンプレートに盛られて出てきます。野菜、タンパク質、糖質を一度に摂取できるので、ファストフードよりも体に優しいのが魅力的!
価格はキトだと$2.75~$6.50程度が相場で、コーヒー1杯分の値段でお腹いっぱい食べられます。日々必要な食事をこの価格で楽しめるのはとてもお得ですよね。
そんなAlmuerzo事情ですが、キトに暮らしている人なら、職場や自宅の近くにお気に入りの食堂が1軒や2軒あるもの。もしエクアドルに来る機会があれば、地元の人に「あなたのお気に入りのAlmuerzoはどこ?」と聞いてみてください! まるでグルメガイドの審査員のように、自分のお気に入りをおすすめしてくれるかもしれません。そして何より、おいしい食事に出合えるかも!
エクアドルを含むラテンアメリカでは、「Barriga llena, corazón contento(お腹が満たされれば、心も満たされる)」という言葉があります。まさに、そんな文化を表すようなキトのお昼ごはん事情。ぜひ、体験してみてください!