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皆さんგამარჯობა(ガーマルジョバ:こんにちは)!
今年も勢い良く1月が過ぎ去り、あっという間に2月に入り先日はバレンタインデーでした。
日本ではチョコレート商戦とも言えるバレンタインですが、ジョージアのバレンタインデーの様子を今日は少し紹介します!
さて冒頭でもお話ししたように、日本では2月に入ると百貨店の催事コーナーはバレンタイン一色となり、スーパーなどでもチョコレートコーナーの割合が大きくなる季節だと思います。
また今では恋人だけでなく、友人や同僚にもサクッとチョコレートを日頃の感謝を込めて渡す方や、この時期にしか日本に入ってこない有名ショコラティエの方のチョコレートを自分へのご褒美で購入される方も多い様ですね!
しかしこのチョコを渡す文化は実は日本独自なのです!
ジョージアでは、バレンタインデーはあくまでも恋人と楽しいひと時を過ごす日の様で、また日本の様に特段チョコレートを渡す事も文化ではありません。
また女性からプレゼントを贈る日ではなく、男性から女性へプレゼントを贈ることが主流だそうです。
それを強く感じたのは、美味しいチョコレート屋さんも数多くトビリシにはあるので、
先日ふらっといつもお世話になっている友人に所謂日本の”友チョコ”感覚で、バレンタインにチョコを買おうかと入店し、
バレンタインだからチョコを買おうと思って、、と無意識に口走ると店員さんがとても不思議な顔をしており、
改めて”『バレンタイン=チョコ』は日本のみか!”と感じる出来事がありました。
(チョコはとっても素敵だったので、筆者は買ってしまいました!❤︎笑)
その代わりバレンタインデーが近づくと、お花屋さんが賑わっており、バレンタインデー当日は、道端や、電車の中で花束を持った人をよく見かけます。
ジョージアは元々日本と比較しても、道端にお花屋さんが多く、筆者も信号が赤になり止まっている際に、側で売っている色とりどりのお花に癒されています。そんなお花屋さんがバレンタインの日はとっても賑わっており、恋人に買う人、友人に買う人、家族に買う人と、この綺麗なお花達の行先はどこなのだろうと、、見ていてとっても幸せな気分になります。
またバレンタインデーは、日本と同様、ジョージアもレストランにとっては商戦日と言えるようで、人気レストランでは特別メニューを出したり、席数を増やしたりしています。
筆者もふと友人とバレンタインにレストランに入ると、花束を持ったカップルが多く入店するので、店側はカップルが食事を楽しんでいる間に花束を花瓶に入れてキープするサービスをしており、レストランのバーカウンターがとっても美しい花束だらけでうっとりしてしまいました。
勿論、カップルだけでなく、素敵なバレンタイン特別メニューが多く出るこの時期のカフェやレストランには、女友達同士や家族連れも多く、単なる恋愛としての愛情だけでなく、日頃の感謝を伝える日として、色んな人にとって大切な日なんだなぁと、筆者も嬉しくなりました。
さてジョージアではバレンタインデーに花束を渡すことが主流とお話ししましたが、前述の通り、お花が生活に身近にあるせいか、バレンタインに限らず花束を渡し合うことはジョージアではよくあります。
筆者は元々お花が大好きで、ジョージアでは10ラリ(約550円)程出せば、花瓶が綺麗に彩るほどのアレンジメントをお花屋さんがしてくれるので、好んで通って季節のお花を買うことが筆者の趣味にもなっている程です。
そんな私に4月頃に、同僚が紫のライラックの花束をくれた事がありました。この花はジョージアではとっても愛されているお花で、13世紀頃が舞台の小説でもこの花が好まれている描写がある、ジョージア人が昔から大好きなお花です。
その季節が4月から5月にかけてで、出勤道中にたまたまとても綺麗な色のライラックを見つけたから、同僚の女性陣に買ってきた!とプレゼントしてくれました。
お花を見る度に、改めて生活に彩りを与えてくれるものが身近にある事はいい事だなぁと常日頃思っているのですが、
日本では生花はお値段もし、花束となるとお値段がはる場合もあり、また忙しい生活の中でお花をこまめに管理し愛でる事が難しいなとよく感じます。
お花が身近にあるジョージアに来て、そういうふとした一息も大切なんだよ、と改めて教えてもらう事も多いのです。
今回の記事では、ジョージアでのバレンタインデーの過ごし方をご紹介しました。
皆さんも、バレンタインでなくとも、ふと友人や恋人、身近な人に改めてお花を渡してみてはどうですか?