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3月に入り急に半袖でも過ごせるくらいの暖かさになりました。天候次第ではまだウィンドブレーカーなどの防寒着が活躍すると思いますが、季節が変化しているのを感じます。3月は暑すぎず寒すぎず散歩にピッタリの季節です。大村の町中を散歩して出合える小笠原の固有植物もありますのでご紹介します。
まずは場所がわかりやすく最近開花し始めた固有種です。小笠原世界遺産センターの花壇にあるオオハマボッスです。ひとつひとつの花は小ぶりですが真っ白な花が集まっているのでとてもきれいです。
小笠原世界遺産センター花壇ではいくつかの固有植物を見ることができます。ムニンツツジという希少植物も植栽されています。まだ小さな株ですが昨年は開花も見られ、真っ白な花が咲いていました。
そして玄関近くのタイルの隙間からもド根性固有種、シマカコソウが出ています。以前植栽していた株から種がこぼれたようでここ数年このタイルの間から出ています。夏は枯れるので「夏枯草(かこそう)」という名前になっています。小笠原世界遺産センターの花壇では他にもいくつか固有植物を見ることができます。名札と解説が付いているのでわかりやすくおすすめです。
そして小笠原ビジターセンター駐車場の近くにある花壇ではオオハマギキョウ、オガサワラアザミなどが見られます。まだ株が小さいのでこれからの成長が楽しみです。
そして小笠原生協の横にある公園ではタコノキ、オガサワラビロウなどが見られます。タコノキはわかりやすい姿をしていて海岸線から山の上まで広く分布をしているので一番目にしやすい固有植物だと思います。オガサワラビロウは森の中では樹高10mにもなりますが、ここの環境では樹高がかなり低いです。
町中で見かける固有植物はほとんどが植栽株ですが、身近な場所で出合える固有植物たちをぜひお楽しみください。地図は小笠原世界遺産センターを表示しています。