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梅の花が見頃を迎えた北野天満宮のご紹介です。北野天満宮といえば、学問の神様といわれる菅原道真公ですね。菅原道真(845年~903年)は、平安時代の貴族であり学者であり漢詩人でした。そして何より、菅原道真は改革を志した優れた政治家でした。封建的な制度を改め、民衆のための土地制度と税制の改革を進めた菅原道真は、宇多天皇に重用され右大臣となります。しかし守旧派勢力から、あらぬ罪をきせられ大宰府へ左遷されてしまいます。その時に詠まれた和歌が……「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主人なしとて 春を忘るな」。政治の力をそがれ、愛した家族や育てて来た梅の木や牛とも別れての大宰府行きは、さぞかし辛いものだったでしょうね。後年、道真公は太宰府で亡くなられています。その後、都が繁栄し平安文化が花開したのは、道真公の改革の成果だったといわれています。道真公が愛した梅の花。今年も境内の梅は見頃を迎えています。
北野天満宮の境内には、菅原道真公ゆかりの梅が50種類・約1500本植えられていて、早咲き梅は12月中旬から蕾がふくらみ始め、正月明けから開花が始まり、2月から3月と次々と花が咲いて来ます。(3月20日撮影)
境内は梅の良い香りに包まれています。
北野天満宮では、境内のいたるところで梅の花が咲いています。本殿を囲うように立ち並ぶ摂末社の前に梅の花が植えられていて、歩きながら梅の花が観賞できます。
御本殿前の御神木「紅梅」も咲いています。
梅苑「花の庭」は、境内を少し進んだ所に受付があります。梅苑「花の庭」は、白梅、紅梅、一重、八重と様々な梅の木があり、まさしく「花の庭」です。
花の庭に入ると、圧倒される梅景色が広がります。
梅苑の奥には展望台が設置されています。ここからの眺めが素晴らしいです。
360度、見渡す限りの梅の花の景色は実に見事です。
梅苑「花の庭」
入苑料(茶菓子付) 大人1200円(中学生以上)小人600円(小学生)
期間 3月25日迄公開
入苑時間 9時〜16時(受付終了15時40分)
北野天満宮
〇場所 京都府京都市上京区馬喰町
〇アクセス
京都駅から京都市営バス50,101号系統「北野天満宮前」下車〇四条河原町から京都市営バス51号系統「北野天満宮前」下車〇京阪三条から京都市営バス10号系統「北野天満宮前」下車
〇駐車場 有料