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3月に入ってすぐは暖かい日がありましたが、肌寒さが戻ってきたりと小笠原諸島なりに三寒四温な季節です。強い日差しに照らされると汗ばむ日もありますが、雲が広がり北寄りの風が吹けば一気に肌寒くなりウィンドブレーカーを着込むような日もあるため長袖シャツを基本に重ね着で調節できる服装がおすすめです。そんな春めいてきた小笠原の森の中で小さな白い花に出会えるようになってきました。
シマツレサギというラン科の植物で小笠原諸島固有植物のひとつです。高さが20~50cmになり毎年、2・3月から開花が見られ、2025年も開花していました。
かつてノヤギ(野生化したヤギ)が多かった時にはノヤギの食害にあっていましたが、ノヤギがいなくなったエリアでは少しずつ数が増えルート沿いでもたくさん見られるようになっています。父島では東平という柵で囲われたエリア内で見ることができます。東平は指定ルートのため、観光の方はガイドツアーに参加することで入林可能です。東平は坂が少しありますが比較的ゆるやかなコースで歩きやすいため、30~40分程度歩ける方でしたら楽しめます。シマツレサギを間近で見てみたい方はぜひツアーにご参加ください。
ツアーの催行・空き状況は小笠原村観光協会の公式ウェブサイトからご確認ください。