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日本でもすっかり定着した飲茶ですが、香港で生まれ、台湾、韓国でも人気の店となっている「點點心(Dim Dim Sum)」の日本1号店が2023年に大阪に開店しました。同店の第2号店が2025年1月に東京の新宿に新宿マルイ本館にオープン。さっそく、東京でも人気の店となっています。
店の大きさは約130平方メートルに対して座席数は88なので、座席間の空間が広々としていて開放的です。香港の中華料理店で飲茶をするときはテーブル席になるので、比較的、ゆったり食べられるのですが、飲茶専門店になると座席間隔は香港という土地柄、どうしても狭くなります。點點心のような点心専門店で、ゆったりと食べられるのは、実は日本ならではなのです。
同店の人気メニューは何といっても「香港カスタード饅」(1個380円)です。食べ方がユニークで、お箸を鼻の中にいれえ穴を開けます。内側から甘めで濃厚なカスタードクリームが流れ出てくるのでそれを写真や動画に収めてください。少し食べ方としてためらいそうですが、お店のメニューにも書かれている食べ方なのでご安心を(笑)。
「香港スペアリブ豆鼓蒸」(830円)は豚肉を蒸した料理ですが、にんにくが効いていてさらに点心が食べたくなります。また、中央にかぼちゃがあるのも特徴的です。「香港風 超熟 ローストポーク」(2~4人前2980円)は、香ばしく、ほんのり甘いチャーシューです。食感も香港らしさを思い出すかたさなので、本場の味を提供しているのがわかります。腸粉というのは飲茶の人気メニューですが「絶品 海老入り揚げ腸粉」(2本830円)は一度揚げた海老を腸粉で巻いているで、口に運ぶとサクサクしているという腸粉としてはユニークな一品です。
もちろん日本人に人気の定番メニューもあります。「海老入り水晶蒸餃子」(3個680円)は大きなエビのプリプリ感がわかるほか、すでに味をつけてあるので、いわゆる醤油だれを付けずに食べることができます。「ぷりぷり海老豚焼売」(3個680円)も醤油をつけずに食べることができます。名前にあるようにこちらもエビの存在感が大きく、上に乗っているとびっこがアクセントになっています。
デザートもいろいろありますが「楊枝甘露」(680円)は香港発祥のスイーツと言われています。マンゴーやタピオカが入っていていて、限りなくジュース感覚で楽しめるデザートです。マンゴープリンを食べる機会はあると思いますが、このデザートはまだ日本ではそれほど多く販売されていないのでぜひ試してみてください。
同店の人気の秘密は、セントラルキッチンではなく店内調理をしていることです。香港のオーナーも日本赴任を前提として形で香港でシェフの面接をしているそうで、こういった味へのこだわりが強いことが、客に支持されているのでしょう。
その一方で、香港にはなく、日本ならではメニューが「選べるランチセット」(1380円)です。3種類の点心から1つ、メイン3種類から1つを選ぶほか、今日のお茶がついてきます。点心は見た目が小さいのでたくさん食べられると思いがちですが、実はそれほど種類多くは食べられません。友人や家族と一緒にシェアするのであればいいですが、1人でランチをする場合は、こちらを選択してもいいでしょう。それで物足りない人は、各種デザートとセットティ(それぞれ追加300円)があるので、そちらを注文するのがいいと思います。
★點點心(Dim Dim Sum)新宿マルイ本館店
東京都新宿区新宿3-30-13新宿マルイ本館8F
営業時間:11:00~22:00(L.O.21:30)
電話:03-6380-0728