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こんにちは。いよいよ桜の季節がやって来ますね。今日は京都市内での早咲き桜が咲く所。3ヵ所のご紹介です。左京区の「長徳寺」。右京区の「清凉寺」。右京区の「車折神社」。(3月20日撮影)
まず一番目は、京阪電車・出町柳駅近くの長徳寺の「おかめ桜」。3月20日の時点でほぼ、見頃でした。長徳寺は観光寺院ではないので、普段に訪れる人は少ないのですが、おかめ桜が咲き始める頃になると訪れる人も多くなってきます。
「おかめ桜」は、花弁がびっしりと密集して、まるで金平糖のように細かくて可愛い花びらが特徴です。この桜は、イギリスの桜研究家イングラムが1947年に寒波桜と豆桜を交配して作出したものだそうです。
おかめ桜の開花時期は、河津桜が咲き出す頃と同じです。出町柳・長徳寺の「おかめ桜」が咲いて来ると、京都にも桜の季節が近づいている事を感じる桜です。
長徳寺
〇住所 京都市左京区田中下柳町34-1
〇アクセス 京阪出町柳駅より徒歩約1分/地下鉄今出川駅より徒歩約20分
清凉寺は、嵐山からまっすぐに進んだところにある寺院。建てられたのは寛和3(987)年。光源氏のモデルとされる源融の山荘跡に建つお寺です。仁王門は、本瓦葺きの二階二重門。初層には室町時代の仁王像、上層には十六羅漢像が祀られています。仁王門をくぐると正面に本堂、周囲に阿弥陀堂、多宝塔などの歴史ある建物が見えます。
開放的な境内では、仁王門や多宝塔まわりでは、梅や早咲きの河津桜が咲きます。また3月後半からは、ソメイヨシノが咲き、一切経蔵の隣ではしだれ桜も咲きます。
白梅と早咲きの河津桜が咲くエリアは多宝塔の辺りです。また、河津桜咲く多宝塔の裏には、平安時代初期から前期にかけての貴族、源氏物語で光源氏の実在モデルの有力候補ともいわれる源融(みなもとのとおる)の墓石もあります。桜観光の穴場とも言われる清凉寺。嵐山に来られた時は、寄ってみて下さいね。
清凉寺
〇住所 京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町
〇拝観時間 9:00~16:00
〇拝観料 境内自由/本堂の拝観料400円釈迦如来立像の拝観料1000円、霊宝館の入館料400円
〇アクセス JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅より徒歩約15分。京福電鉄嵐山駅より徒歩約15分徒歩で渡月橋からは15分程度
車折神社は、芸事・学業・金運・良縁等にご利益のあるパワースポットとしても有名で、境内にある芸能神社には多くの芸能人の方から玉垣が奉納されています。3月半ばから四月にかけち次々と桜が咲いて来ます。3月20日の時点では、見頃を迎えていたのは表参道から入った所の桜と本殿近くの枝垂れ梅でした。
車折神社のご祭神は、平安時代末期の貴族であり、儒学者であった清原頼業(きよはらよりなり)。当時の都を代表する一流の知識人でした。その頼業公の菩提を弔うために建てられた廟(びょう)がこの神社の前身になります。廟(びょう)には、頼業公が桜の木を愛でていたことから、たくさんの桜の木が植えられました。以来、春になると桜が咲き乱れることから「桜の宮」とも称されてきました。
車折神社は、芸事・学業・金運・良縁等にご利益のあるパワースポットとしても有名で、境内にある芸能神社には多くの芸能人の方から玉垣が奉納されています。これからの月末から月初めにかけて次々と、いろんな種類の桜が咲いて来ると思います。咲いているのは、河津桜やカンヒザクラ。そして早咲き八重桜など多彩な種類の桜が咲いています。
車折神社
〇住所 京都市右京区嵯峨朝日町23
〇拝観時間 境内自由(社務所受付9:00~17:00)
〇拝観 境内無料
〇アクセス
電車=京福電車嵐山線「車折神社」駅下車徒歩すぐバス=京都駅から→京都バス71・73・74系統「車折神社前」下車徒歩すぐ
〇駐車場 数台駐車場有