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スペイン絵画がお好きな方なら、きっとご存じのホアキン・ソロージャ。19世紀後半にバレンシアで生まれた画家で、光輝くバレンシアの海岸を独特の手法で描いた絵やスペイン各地の風俗画を描いたことで知られています。バレンシアの高速鉄道駅の名前にもなっていますね。
バレンシア市にあるバンカハ財団ではたびたびテーマを変えてソロージャ展を開催してるのですが、現在はソロージャ美術館とソロージャ美術館財団とコラボし、没後100周年記念の締めとなる絵画展を開いています。作家のマヌエル・ヴィセントが地中海という共通のテーマを通して絵画と文学の対話を試みるという企画です。
https://www.fundacionbancaja.es/exposicion/en-el-mar-de-sorolla-con-manuel-vicent/
展示されている作品は油絵で全部で109点あり、1886年から1920年の間に描かれたものです。ソロージャはフランスやイタリアで腕を磨いた後、19世紀の終わりからはマドリードを拠点にしていました。マドリードの住居兼アトリエは、ソロージャの作品が調度品や絵具と一緒に展示されているすばらしい美術館になっています。絵画が好きな人にはマドリードでぜひ足を運んでいただきたいオススメの場所なのですが、現在増築と改修のため長期休館中です(来年はじめに再オープンの予定)。
そのため、今回はマドリードのソロージャ美術館所蔵の作品がいくつも展示されていました。ほかにはなかなかお目にかかれない個人所蔵のものも。ソロージャならではの、太陽の光や陽光で輝く水面を独特のタッチで描いたバレンシアの海岸の絵が多く展示されています。目の保養になること間違いないので、ぜひ足を運んでみてください。
バンカハ財団 Fundación Bancaja
住所: Plaza de Tetuán 23, Valencia
地図: https://maps.app.goo.gl/iNhkxe95PueHbo1
時間: 10:00~14:00、16:30~20:30(祝日化祝前日の場合を除いて月曜休館)
期間: 2025年4月21日まで
入場料: 9ユーロ
所要時間: 約50分