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【札幌】北海道産ワインと和モダンな料理のマリアージュ!札幌エクセルホテル東急の和食「からまつ」

市之宮 直子

市之宮 直子

北海道特派員

更新日
2025年4月7日
公開日
2025年4月7日

札幌の街中のオアシス「中島公園」にほど近い「札幌エクセル東急ホテル」の2階にある和食「からまつ」。現在、5月25日まで提供の「和のアフタヌーンティー」が予約満席で人気を博しているお店です。北海道産の旬の食材を楽しめる和食「からまつ」と、4月からリニューアルしパワーアップした会席コースをご紹介します。

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中島公園からほど近い、札幌エクセルホテル東急2階の和食「からまつ」

春のサクラ、夏のアジサイ、秋のイチョウ並木と四季折々の風景を楽しめる「中島公園」から徒歩4分のところにある「札幌エクセル東急ホテル」。

2階にある1995年オープンの和食「からまつ」は、平日限定のランチ御前やディナーを楽しめるお店です。

2025年4月からは、茶道の精神「和敬清寂」と、「醸造」「美味」をコンセプトに「和醸美味」(わじょうびみ)をテーマにメニューを一新。
さらに北海道産の季節の食材と、さまざまなドリンクとのマリアージュを楽しめる、見て香って味わえるメニューの提供を開始しました。

北海道産の旬の食材

お店のコンセプトのひとつは、「北海道の恵み」。
旬の食材を取り入れた料理は、季節ごと、旬ごとに変わります。

リニューアル記念のディナーメニューは、会席プラン「彩おもてなし会席」と「雅の雫会席」の2種類を6月30日までの期間限定で提供中。

2025年6月30日まで購入できる「記念の特別お食事券」(数量限定)を利用すると、通常料金10,000円(会席7,800円・120分間飲み放題2,200円)の食事とドリンクを8,000円でいただけます。

なかでも、ワインと一緒に、特に北海道産ワインと楽しめる会席料理とのことで、和食とワインのマリアージュに興味津々。

そして今回いただいたのは「彩おもてなし会席」(7,800円・税込)。
以下、会席料理コース(料理は順不同)をご紹介します。

「彩おもてなし会席」一ノ膳の前菜

”前菜”は、見るだけでも楽しくなる旬の彩が鮮やか。

お造りには、上品な味わいのソイのほか、道民でもなかなかいただくチャンスがないマツカワカレイも並んでいます(季節によって魚種は変更になる可能性があります)。

そして本マグロの中トロ・赤身。
さらに豪華なお造りは、お好みで醤油と”ワイン塩”でいただきます。

このほか前菜にはマツカワカレイの煮凝り、5種類の海藻の酢の物、たらば蟹クリームコロッケなど、味わいも食感もバリエーションに富み、見た目も味も宝石箱のようで、会席コースですが、和モダンな要素が散りばめられた豪華さと、北海道産の食材を魅力的に堪能できる技が詰まっており、印象度がかなり強めです。

ところが、実はその後も出てくるお料理どれもが、新たな驚きと発見があるワクワク感も満載です。
そのひとつが「道産牛しゃぶしゃぶ」。

ボリュームたっぷり、野菜もたっぷりな道産牛しゃぶしゃぶ(彩おもてなし会席)

道産牛は、会席コースと思えないほどのボリュームで、しっかり道産牛のおいしさを堪能。
ところが贅沢に道産牛をしゃぶしゃぶで味わいつつ、野菜のほか彩よい野菜もバリエーション豊か。
すでにこの時点で、満足感がいっぱいです。

北海道産のワインと和食のマリアージュ

今回、「町民用ワイン」(白・赤・ロゼ)などでも有名な池田町・十勝ワインのなかでも初体験の「町民用白ワイン」をいただきました。
特に「町民用白ワイン」は、魚介や和食にも合うワインとのことですが、とても飲みやすく、たしかに魚介と楽しめる白ワインです。

北海道池田町・十勝ワインの「町民用白ワイン」
「彩おもてなし会席」期間限定アミューズの「雲丹出し汁薫る花畑」

実は会席コースの一番目に登場したのがこちらのアミューズ。

ウニは出しの旨味と香りをしっかりと感じつつ、ウニの奥深い味わいが堪能できるリッチな一品で、殻の奥までたっぷりおいしさが詰まっています。
そして出しとワインのミネラルとの相性なのでしょうか、ワインともおいしくいただけます!

なお、ウニのアミューズの提供は6月30日までだそうなので、こちらをご希望の方はお早めにお出かけください。

目の前のテーブルで仕上げる釜飯

会席の献立を見たときから、とても食べてみたかった釜飯は、釜炊きセットがテーブルに運ばれ、湯気が立ち上る炊き上がりまで、目の前で見て楽しめます。

青豆・干し葡萄白ワイン釜飯

さらに蓋を開けると、中には干し葡萄と青豆が!
白ワインも使って炊いているそうで、よくある炊き込みご飯に比べ、爽やかな甘みのアクセントが。

ほんのりと酸味も利いた干し葡萄風味の釜飯は、こちらも和食ながらワインと味わいたい会席ならではの風味です。

 

二の膳「鮪かまとろ赤ワイン煮 道産チーズ鞍掛」

こちらは二ノ膳の「鮪かまとろ赤ワイン煮 道産チーズ鞍掛」。
赤ワイン(こちらも初めての十勝ワイン・町民用赤ワイン)と一緒にいただきました。

ほろっと口でほどける鮪のかまは、肉のようなボリューム感もあり、同時にさっぱりしたコクで美味。
鞍掛の北海道産ラクレットと、付け合わせのゴボウの風味・香ばしさが赤ワインに寄りそい、料理とワインの相性ぴったりな想像もしていなかったマリアージュです。

最後は、また嬉しくなるサプライズがあったデザート。

デザート「黒糖わらび餅と生チョコ 積丹Gin『火の帆』と共に」

黒糖とチョコの風味、そして北海道・積丹町で蒸溜しているジン「火の帆」で会席コースを締めます。

積丹ジンは、個人的にもおすすめしたい北海道のお酒で、写真はボトルをお借りして撮りました。

積丹ジンといただくデザートでしめた会席コースは、最後まで驚きがあり、また、和モダンといいたくなる和食とお酒を五感で堪能したコースでした。

北海道産ワインも多数、常時100種類をストック

お店のワインセラーには、常時100種類もの北海道産を中心としたワインがストック。
メニューには、会席コースのほか、新鮮な海鮮料理などのアラカルト料理(サーモンゆっけ900円、お造り3種1,800円ほか)や、北海道産チーズフォンデュ(2,200円)などもあります。

最後になりましたが、ワインとの絶妙なマリアージュが完成する料理は、ワインと和食を長年取り組んできた調理長の経験と技の賜物だそう。

お気に入りのワインや、初めてのワイン、または板長自らテイスティングして選んだおすすめワインを相談しながら、和食「からまつ」の味を楽しんでみてはいかがでしょう。

ディナーで提供する会席は、「板長おまかせ会席」(12,000円・税込/2日前までの予約)以外は、予約なしで利用できるので、急な会食にもワインと和食のマリアージュを楽しめます。

 

■和食「からまつ」
住所:札幌市中央区南8条西5-420 札幌エクセルホテル東急 2階
TEL:011-530-3302(直通)
営業時間:ランチ 11:30-15:00(L.o14:00)、ディナー 17:30-21:00(L.o20:00)
※会席のラストオーダーは閉店90分前、ドリンクのラストオーダーは閉店30分前
アクセス:地下鉄南北線「中島公園駅」2番出口より徒歩5分、「すすきの駅」5番出口より徒歩10分
URL:https://www.tokyuhotels.co.jp/sapporo-e/index.html

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