キーワードで検索
こんにちは、東京特派員のhossieです。
今回は、千歳船橋のラーメン店「MAIKAGURA」をご紹介します。「MAIKAGURA」は2018年2月にオープンした比較的新しいお店ですが、その味が瞬く間に評判となり、2020年から5年連続で食べログ百名店に選ばれている超人気ラーメン店です。
小田急線千歳船橋駅から千歳通りを環八方面に6~7分ほど歩いた所にそっと暖簾を掲げるのが、「らーめんMAIKAGURA(まいかぐら)」です。
外観は控えめで一見見逃してしまいそうな佇まいですが、日々熱心なラーメンファンが足を運ぶ人気のお店です。
2018年の開店以来、あっという間に口コミが広がり、いまやラーメン百名店TOKYO(食べログ)にも選出される実力店へと成長。
店内はカウンター7席のみというコンパクトな構成で、ラーメンに集中できる静謐な空間が広がっています。
清潔感のある内装は、若い女性やカップルでも気後れせずに入れる雰囲気。
店主の丁寧な接客も好印象で、ラーメンへの真摯な姿勢が伝わってきます。
人気店故に常に行列が出来ていますが、回転が早く、待ち時間もさほど長くありません。
ただし、人気メニューは早めの時間に売り切れることもあるため、注意が必要です。
MAIKAGURAのラーメンは、一見シンプルに見えて、実は驚くほどの奥行きと繊細さを持っています。
最大の特徴は、2019年から採用された自家製麺。
北海道産小麦「春よ恋」「はるゆたか」「きたほなみ」という3種をブレンドし、店主自ら製麺している細めのストレート麺は、スープの風味を引き立てながらも小麦の香りがしっかりと残る逸品です。
スープは鶏のみを使用し、ほぼ全ての不純物を取り除いたRO水を使用することで、鶏の香り、旨味を極限まで引き出しています。
「飲み干せるスープ」として多くのラーメンファンから支持されているのも納得です。
定番の「醤油らーめん」では、このスープに自家製チャーシュー、メンマ、三つ葉、ネギといった拘りの具材が絶妙に配置され、まさに“完成された一杯”が提供されます。
また、鶏白湯らーめんも人気のメニューで、淡麗とは対照的に、濃厚ながらしつこさのないクリーミーな味わいで、こちらも自家製麺との相性が抜群。
スープの質感、トッピングの配置、麺の食感、どこを取っても職人の美学が宿る一杯です。
MAIKAGURAのもう一つの魅力は、店主の感性と創意工夫が光る限定メニューの数々です。
定番メニューで既に高い完成度を誇りながらも、常に“次なる一杯”への挑戦を怠らないその姿勢は、まさにラーメン職人の鑑。
たとえば、開店7周年の際に登場した「フォアグラDipソース鴨ロース塩らーめん」は、ラーメンという枠を超えた一皿。鴨ロースのレアチャーシューに、濃厚なフォアグラソースをつけて食べるスタイルは、まるでフレンチのような体験です。
また、夏限定の「冷製クリーム豆乳辣麺」など、季節に合わせた彩り豊かな麺も展開されており、行くたびに新しい味と出会える“サプライズのあるラーメン店”として多くの常連を魅了しています。
「らーめんMAIKAGURA」は、ラーメンを通じて“誠実な味わい”と“静かな革新”を提供し続ける存在です。
千歳船橋という都心から少し離れた場所にありながら、連日ラーメンファンが足を運ぶのは、そこに確かな味と安心感、そして感動があるから。自家製麺、スープ、トッピング――そのどれもが妥協なく、丁寧に仕上げられた一杯は、誰の心にもじんわりと染み入ります。
ラーメン百名店として名を連ねながら、あくまで“千歳船橋の地元店”としての誇りを忘れないMAIKAGURA。
多くを語らず、ただ真摯にラーメンを作り続けるその姿勢は、まさに現代のラーメン文化の象徴とも言えるでしょう。
ラーメン好きはもちろん、普段あまりラーメンを食べないという方にも、一度は訪れてほしい名店です。
最後になりますが、記事の掲載にあたりご協力をいただいた、らーめんMAIKAGURAの店主、一条太一様に、この場を借りて御礼申し上げます。有難うございました。
■らーめんMAIKAGURA(まいかぐら)
東京都世田谷区船橋1-38-4
アクセス:小田急線「千歳船橋駅」徒歩約7分
営業時間:11:30〜15:00/18:00〜20:00
定休日:月曜(祝日の場合は翌平日)
公式X:https://x.com/maikagurajapan
公式Instagram:https://www.instagram.com/maikagura_japan/
参考サイト:https://tokyo-gourmet.info/maikagura/