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【大阪】万博開幕!パビリオン探訪記 イタリア館・バチカン館編

さゆみ

さゆみ

大阪特派員

更新日
2025年5月6日
公開日
2025年5月11日

2025年4月13日から、大阪府大阪市夢洲地区にて2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)が開催されています。今回のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)」。人間一人一人の可能性と持続可能な社会の実現を目指すための、「未来社会の実験場」として様々なイベントが催されています。大阪観光局のアンバサダーの一人として、さっそく行ってまいりましたのでおすすめのパビリオンと、より楽しむためのTipsを連載でご紹介いたします。

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おすすめパビリオン① イタリア館・バチカン館

建物の外観

イタリア館のテーマは「L’Arte Rigenera la Vita(芸術が生命を再生する)」。そのテーマの通り、イタリアの珠玉の芸術品が集められています。日本初公開の作品も多く、万博に行かれた際には最優先で足を運んでほしいパビリオンです。

ファルネーゼのアトラス

ファルネーゼのアトラス

この素晴らしい彫刻は、ギリシア神話に登場する巨人アトラスが天球を背負ってしゃがみ込む姿を表現しています。ファルネーゼとは、16世紀に彫刻を所持していたファルネーゼ家にちなみ、そう呼ばれています。日本で初公開されたその壮大で優美な姿は、まさにイタリアの芸術の粋の結晶です。画面越しで見るだけではわからないその迫力を、是非現地で体感してください。

バチカンからは「キリストの埋葬」が!

カラヴァッジョ作 キリストの埋葬

イタリア館に内設されているバチカン館では、バチカン美術館所蔵の「キリストの埋葬」が展示されています。キリストの死、という絶望の場面を劇的に描きながらも、その視覚効果によって信仰の希望を光として表現した、カラヴァッジョの傑作です。その荘厳な全容は、是非ご自身の目で確かめてください。

まだまだ沢山!芸術品が集結!

  • ダ・ヴィンチ直筆のアトランティックコード
  • 使途ペトロとパウロが描かれたレリーフ
  • 羊皮紙の書物

ファルネーゼのアトラスだけでもイタリアパビリオンには絶対行くべきですが、このほかにもそれぞれが単独で展覧会が開かれるほど貴重な美術品がたくさん来日しています。特に私のお気に入りは、紀元前に創られた石材のレリーフです。イタリアの気候に恵まれ、奇跡的な状態で保存されている繊細な美術品たちは必見です。

イタリアの発明 今昔

  • P Zero™ – RunForward™
  • Hydrone-R(水中ロボ)

古代の美術品を紹介しているエリアを抜けると、イタリアの最新テクノロジーと取得された特許群を紹介するエリアが現れます。かのダ・ヴィンチは芸術家としてだけではなく発明家としても名声を集めていましたが、そのDNAを受け継いだ企業がいまもイタリアには多数存在しています。世界的に有名なスポーツカーメーカーのフェラーリ社をはじめ、Knowledge Shareプラットフォーム上に提出された3000件以上の特許の中から選ばれた特筆すべき技術が紹介されています。どの技術・発明にも技術の高さと共に、イタリアの「美」へのこだわりも感じることが出来ます。

グルメも充実

  • 季節野菜のグリル
  • リガトーニ カルボナーラ

展示物で心はいっぱいになるだけでなく、併設レストランでお腹もいっぱいになれるのがイタリア館の魅力です。提供は、銀座や日本橋など関東を中心に複数店舗のレストランを構える「EATALY」です。イタリアの風を感じられる常設メニューはもちろん、週替わりでイタリア各地方の代表的な郷土料理が登場します。日本では出会えない、特有の味を探してみるのも一興です。

Tips① おすすめの持ち物

私の実際のカバンの中

万博に実際に行ってきたことを踏まえて、持って行った方がよかったもの、2回目以降にもっていこうと思ったものをご紹介します。

モバイルバッテリー

万博内でスマートフォンが使用できなくなると、多くの活動に支障が出ます。予約の確認、チケット提示はもちろん、支払いなどでもスマートフォンを利用されている方は電源切れは命取りです。2回以上フル充電ができるものが望ましいです。

傘(晴雨兼用)、帽子、サングラス、UVカットパーカー

直射日光は思った以上に体力を奪います。帽子や日傘はもちろんですが、特に、目への日光を遮るサングラスがあるのとないのとでは大違いです。大屋根リング下の日陰を歩く以外にも、パビリオン館の移動で体力を消耗してしまわないための対策が必要です。気温が上がる季節になれば、ハンディファン+保冷材の活用も要検討です。

羽織、上着

昼間は気温が上がっていても、日が沈むと海風によって気温がぐっと下がります。寒暖差対策のために1枚持っておいて損はありません。

水分(水筒)、おやつ

万博の会場内には、ウォータークーラー/サーバーと水筒を洗うための洗い場が各地に設置されています。水分持参がてら、水筒をもっていけば万博内で自由に補充することが出来ます。なお、ペットボトルには水の補充はできません。また、おやつがあればパビリオンの待ち時間も気がまぎれるのではないでしょうか。

ウエットティッシュとゴミ袋

トイレやウォーターサーバーがあっても、例えばベンチを少し拭きたかったり、ちょっと手が汚れたタイミングで役に立つのがウエットティッシュです。ポケットに入るサイズのものと、それを一時的に捨てるためのゴミ袋をいくつか持っておくと安心です。

エコバッグ

イベントでは意図せず荷物の量が増えてしまうもの。お土産を入れたり、パンフレットを整理したりと便利なのが折りたためるエコバッグやトートバックです。1枚カバンの中に忍ばせておきましょう。

まだまだ続くよ 万博探訪記

イタリアンガーデンからの夕焼け

今回は大人気のイタリア館とTips①をご紹介しました。ここでご紹介した展示物だけではなく、周囲にキッチンカーや併設レストランでのグルメも楽しめます。更に、5/18(日)からは、ミケランジェロの「キリストの埋葬」が展示物として追加されることが発表されました!展示期間は5/18(日)~10/13(月)(万博最終日)です。イタリア館だけでも訪れるべき万博ですが、まだまだ魅力的なパビリオン・イベントが盛りだくさん!今後も随時ご紹介いたします。

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