
【大阪】閉館前に行きたい!ANA大阪で楽しむ抹茶とショコラの贅沢ブッフェ
2025.5.25
キーワードで検索
長崎の魅力をより深く感じる旅へ。2024年12月13日に開業した「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」は、歴史と異国情緒が交差する南山手に佇むブティックホテル。1898年築の旧「マリア園」を舞台にしたこのホテルでは、長崎の文化やストーリーをデザインやアートを通じて体感できます。IHGホテルズ&リゾーツが手掛ける国内5軒目のホテルインディゴとして、長崎の独自性を表現。歴史ある街並みと洗練された空間が融合した特別な滞在をぜひここで。
再生された「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」は、スケルトン状態(骨組み)から再生され、耐震補強を施した歴史的な建物です。
赤レンガの外観や瓦屋根、復元された銅板の屋根、アーチ型の鎧戸が当時の風情を残し、10mのリブ・ヴォールト天井に輝く大ステンドグラスが幻想的な空間を作り出します。建築様式は洋館を模した擬洋風建築で、明治時代の日本の大工によって作られ、グラバー園のように瓦屋根が特徴的です。
ホテルへ続くアプローチは、眼鏡橋と同じ原材料、諫早石を使用しており、保存と再利用が施されています。これにより、長崎の歴史がそのまま息づく空間となっています。
ここには、かつて孤児たちのために養護施設を開いた神父・プティジャンの「祈り」が息づいており、エントランスには大浦天主堂から寄贈された大天使ミカエル像が静かに佇み、訪れる人々を温かく迎えます。
大天使ミカエル像を間近で見ることができる客室もあり、その特別な空間で贅沢なひとときをお楽しみください。
ホテルインディゴ長崎グラバーストリートは、ただの宿泊施設ではなく、「長崎という街そのものを感じる入口」として、玄関からすでに始まっています。
ホテルに足を踏み入れると、最初に感じるのは温かなおもてなし。ウェルカムドリンクには、長崎名産のビワを使った「ビワ茶」が用意されています。その香りと味わいに、長崎の優しさと文化が感じられるでしょう。1階のラウンジでは、ビワ茶と一緒に長崎銘菓を楽しむことができ、旅の疲れを癒やしてくれます。
ロビーに入ると、そこはかつて異国の商人たちが集い交流した“社交場”を再現。
出島の形をモチーフにした扇形のカーペット、鮮やかな長崎更紗柄のタイル…長崎の歴史と文化が、静かに語りかけてきます。
廊下は長崎の路地を再現、全てのデザインが、”さるく(長崎弁で「ぶらぶら歩く」)旅”へと誘います。客室番号にも長崎刺繍や丸眼鏡のモチーフがあしらわれ、細部まで物語を感じられます。
かつて礼拝堂だったこの場所は、今やホテルの中心となる「レストラン カテドレクラ」に。高さ10mの天井、保存された柱やステンドグラス、再利用された祭壇が、重厚な歴史を感じさせつつ、現代的で革新的なガストロノミーが彩ります。
祈りを捧げたこの聖なる場所が、今や「食の聖地」として蘇りました。
朝食、ランチ、ディナー、アフタヌーンティーは宿泊者以外のお客様も楽しめます。ここでしか味わえない「和・華・蘭」の融合料理は、まさに新たな長崎の魅力を体験させてくれます。食事だけでも、心に残る素晴らしいひとときが過ごせること間違いなしです。
ステンドグラス越しに差し込む優しい光の中、地元食材を活かした和洋が選べる朝食が楽しめます。アメリカンプレートは卵料理や雲仙ハム、グリル野菜が並び、和食ボックスには長崎の味、焼き魚や角煮入りだし巻き、ハトシ(エビのすり身をパンで挟んで揚げた長崎名物)が登場。サラダやヨーグルト、パン、ワッフルなどのサイドメニューはビュッフェ形式で豊富。
食後には焼き立ての苺デニッシュが提供され、温かな心配りに癒される朝のひとときです。
営業時間:7:00~11:00(L.O.10:00)/料金:4,400円(小学生以下 2,200円)
長崎の旬の食材に、和・華・蘭の要素を加えた創造的なコース「SIGNATURE COURSE – Blanche」。ステンドグラスが輝くレストランで、季節の鮮魚や野菜を使った一皿一皿が楽しめます。またソムリエ厳選の豊富なワインも楽しめます。
特に印象的だったのは、完璧な焼き加減のお肉と、長崎らしい甘鯛の焼きおにぎり茶漬け。五感を刺激する、長崎の伝統と革新が交わる美食体験をぜひ。
レストラン カテドレクラ
時間:17:30~22:00(L.O.20:00)/料金:12,500円
メニューは季節により変わります。上記メニュー期間:2025.3.1~5.31
ホテルのオリジナルイラストは「尾曲がり猫(鍵しっぽ猫)」。かつて外国船にネズミ対策として乗せられていた猫たちが、長崎に根付いたとされます。
長崎の猫の約8割がしっぽの曲がった「尾曲がり猫」とされており、「見つけたら幸運の象徴」とも。
街を歩くと幸運の猫に出会えるかもしれません。
ホテル内でも、尾曲がり猫のイラストと出会えますので、ぜひ探してくださいね。
長崎の歴史や和華蘭文化を感じる、個性豊かなライフスタイルホテルで地元アートやストーリーのある調度品が、五感を癒す滞在を演出してくれます。
客室には、異国の船を描いた屏風風アートや、有田焼の壺、洋傘モチーフの照明なども配置。エスプレッソマシンやBOSEスピーカーなど、快適なアメニティも充実しています。
客室からは、稲佐山や造船所、女神大橋など長崎らしい風景が楽しめます。1階のテラス席では、ゆったりと流れる長崎時間に浸れます。
ホテルインディゴ長崎グラバーストリートでは、長崎の伝統工芸「ビードロ(ガラス細工)」への絵付け体験も楽しめます(無料アクティビティ)。
やさしい光を放つ繊細なガラスに、自分だけの絵柄を描きながら、長崎の文化を“手で感じる”ひとときをどうぞ。
絵心のない筆者は、見本のような尾曲がり猫を描くつもりが、なぜかピンクの豚になってしまいました……。
でもそれもまた、唯一無二の思い出。
世界にひとつだけの作品が、旅の記念になります。
ホテルインディゴ長崎グラバーストリートは、異国情緒あふれる南山手エリアに位置し、長崎の歴史と文化が息づく魅力的な観光地へのアクセスが良好です。
<観光地・アクセス情報>
★徒歩圏内
・グラバー園(約10分):明治時代の洋館群が集まる歴史的な庭園。
・大浦天主堂(約10分):日本最古の木造教会で、世界遺産にも登録されています。
・瑠璃庵(約10分):長崎の伝統的なガラス工芸を体験できる工房。
・長崎新地中華街(約15分):中華料理や雑貨が楽しめる賑やかなエリア。
・長崎孔子廟(約15分):中国の伝統文化を感じられる場所で、変面ショーも開催されます。
★バス
稲佐山展望台(約30~40分):長崎市内を一望できる絶景スポットで、「世界新三大夜景」にも選ばれています。 タクシーなら約20分
<周辺の魅力>
ホテル周辺は「さるく」(長崎弁でぶらぶら歩く)に最適なエリアで、歴史的な建物や美しい景観が点在しています。筆者もお世話になりましたが、地元のガイドと共に巡る「居留地路地裏さんぽ」や「祈りの三角ゾーンと世界遺産さんぽ」などのツアーもおすすめです。
異国文化が交差する長崎の街並みを、ぜひ「さるく」で楽しんでみてください。
「世界に同じ街はふたつとない。ホテルも同じです。」
そんなコンセプトを掲げるホテルインディゴ。
この場所では、泊まることそのものが旅になります。
是非次回の旅で、始めてみてください。
感動が詰まったホテルです。
ホテルインディゴ長崎グラバーストリート
開業日:2024年12月13日
客室数:66室|地上3階建
場所:長崎県長崎市南山手町12番地17、旧マリア園跡地
電話番号:095-895-9510
URL:https://nagasaki.hotelindigo.com/