キーワードで検索
「香港モノ」が日本でいろいろと増えていますが、東京の市ヶ谷にカフェ、書籍、グッズの販売などを行う「Victoria 1842」というお店があります。香港人2人(うち1人が東京在住)が2024年9月にオープンさせた店です。
オーナーの1人であるギルバートさんは「香港と日本が交わるコミュニケーションの場になってほしい」と話していましたが、本やカフェ、イベントスペースを併設しているのは、そんな思いがありした。
店名の由来は、香港がイギリスの統治下になったのは1842年で、その時、香港島の中で最初に発展した都市化 / 近代化した中環(Central)周辺をビクトリアと呼んでいたことにちなんでいます。
お店ですが、「花様年華書店」と名付けられた地下1階は書籍と委託販売のグッズを売っています。日本語と広東語の両方があり、経済、エンタメ、漫画などが売られています。
また、貸出は不可ですが、オーナーが所有している貴重な香港に関する本が「香港アーカイブス」というコーナーに並んでいます。販売、貸し出しはしていませんが、店内で閲覧することができます。日本語の書籍もあるほか、例えば、中国語になりますが、明治時代の香港にいた日本人について書かれた本、孫文に関係する本、香港映画ファンには懐かしい映画雑誌『電影双周刊』といったものが置かれています。閲覧できる本は、ローテーションを組んで、順次入れ替わっていくそうです。
グッズは、MOMOZAZAという東京在住の香港人と日本人の夫婦が製作したポーチ、Tシャツ、ピアス、キーホルダー、ソックスなどが売られています。
1階は、カフェのカウンターで、ここで香港スタイルの「ミルクティー」(550円)、「レモンティー」(550円)、「ヨンヨン茶」(600円)が飲めるほか、「コーヒー」(440円)、同店特性の「オリジナルティー」(440円)があります。軽食類として「バブルワッフル(プレーン)」(440円)、香港版のフレンチトーストである「西多士」(680円 )などを味わうことができます。2階にテーブルとイスがあり(全8席)、そこでゆっくりしながら味わってください。
2階には香港の歴史の一部がわかる写真などの展示もありますし、3階は普段はイベントスペースになっています。筆者が取材した時は各階に期間限定でフィギュアの展示がされていましたが、この後も、香港らしいいろいろな企画が用意されています。
★Victoria 1842
東京都新宿区払方町15-10Victoria1842ビル
営業時間:カフェ:木曜、金曜=12:00~20:00、土曜、日曜=11:00~18:00