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いつもは小笠原諸島に関連した情報をご紹介していますが、本日は小笠原諸島から離れて、福岡県大野城市にて開催中の展示に行ってきましたのでご紹介します。考古資料などを映画『もののけ姫』に登場する人物、場所、アイテムと照らし合わせて紹介している特別展「映画『もののけ姫』から学ぶ考古学」です。
映画『もののけ姫』は中世が舞台となっていますが、展示されている考古資料は各地の遺跡から出土した縄文時代のものなどもあり、個人的に一度は見てみたいと思っていた 遮光器土偶 の展示もありました。
また、登場人物の一人「サン」が戦いの際に着けていたお面に似た 土面 もありました。土面はこめかみのところに穴があいていて装着できる作りになっています。
日本の伝統工芸のひとつ漆塗りも縄文時代に作られたものが展示されています。漆椀や壺形土器にはデザインが施されていて古代の人たちの感性にも触れることができます。
映画の舞台になっているタタラ場の模型や森とタタラ場の関係についての展示もあり、映画でも描かれている自然と経済活動のバランスについても改めて考えさせられる内容でした。
今回は学芸員の方の解説を聴きながら展示を見て回るギャラリートークに参加したので、より一層展示を理解することができました。県内でも少しローカルな場所にありますが、近くにお住いの方は一度ご覧になってはみてはいかがでしょうか。
■特別展「映画『もののけ姫』から学ぶ考古学」
開催期間:2025年4月26日(土)~2025年6月15日(日)
開場時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)
開催場所:大野城心のふるさと館 3階 企画展示室
休 館 日:月曜日(月曜日が休日、振替休日の場合 翌平日)
観 覧 料:一般500円(450円) 高・大学生100円(50円) 中学生以下無料
ギャラリートーク開催日
・5月24日(土曜日)午前11時~、午後2時~
・5月31日(土曜日)午後1時~
・6月14日(土曜日)午後1時~
大野城心のふるさと館公式ウェブサイトhttps://www.onojo-occm.jp/