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【日本】フロリダやブラジルの暑い夏との比較

Harumi

Harumi

アメリカ・フロリダ州特派員

更新日
2025年6月30日
公開日
2025年6月30日

こんにちは!フロリダ州から日本に帰省中のHarumiです。
5月末に日本に到着した時は、思いの外肌寒く薄着の私たちは服装の心配をしたほどでした。
それから一ヶ月、毎日暑い日が続く日本列島ですが、私が今住んでいるフロリダ州や、以前住んでいたブラジルのリオデジャネイロ、またアメリカ西海岸のロサンゼルスなどの暑さ、または生活事情についてまとめていこうと思います。

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まず、まだ夏本番とは言えない日本ですが、さすがに蒸し暑いですね。この湿気に関しては世界各地の中でもトップクラスだと思います。
ただ、湿度や気温の数値と、生活のしやすさ、というのは単純に数値で表せるものではなく、実際にその地を訪れたり、または生活してみないとわからないことも色々とあります。

結論から言うと、日本で夏を過ごすのはかなりの工夫が必要、というか、相当しんどいですね。
それこそ数値だけで言うと、もっと気温の高い地域は世界中にたくさんあります。私が知っているだけでも、今住んでいるフロリダ州、ラスベガス、ブラジル各地など、私は比較的暑い地域を転々としてきましたが、どこも相当気温が高く、暑いです。
また日差しの強さで言うと、フロリダ州もそうですが、南半球のオーストラリアなども危険なレベルです。
ただ、オーストラリアやロサンゼルスなどは、暑くてもカラッとした暑さなので、体感としては比較的楽だったりします。
乾燥している、と言えば砂漠に囲まれたラスベガスやエジプトなども訪れたことがありますが、これはこれでやはり相当な暑さです。エジプトで砂漠を歩く際にはやはり肌を出してはいけないし、ラスベガスの夏は普通には歩けないし、車もエアコンを付けずに窓を開けて走っても、熱風が入ってくるだけで相当な暑さ。車に置いておいた水は熱いお湯になるレベルです。
ですので、必ずしも湿気だけが暑さの敵ではなく、様々な種類の暑さがあります。

日本の夏と言えば、気温の高さもそうですが、やはり湿気ですよね。
ただ、湿気にしてもブラジルの海沿いやフロリダ州は、日本に匹敵する湿度の高さで、例えば私がブラジルで住んでいたリオデジャネイロ州のある地域では、海からくる潮風や湿気により、常にサビやカビに悩まされます。

またブラジルではエアコンを付けている家も珍しくはありませんが、結構費用もかかるので設置していない家も一般的で、その場合は天井にファンが付いていたり、扇風機でしのいだりします。
私が住んでいた海沿いの街では、自宅から気軽に海に行けるので、暑い時は海に潜ってから仕事に行ったりもします。
アメリカのフロリダでは、商業施設だけでなく、普通のどの家庭でも「セントラル空調システム」を導入しており、これにより室内の温度は24時間快適に保たれます。
各部屋にエアコンを設置し、それぞれで温度差のある日本の一般的な家とはまったく異なります。
またフロリダは完全な車社会なので、まず外を歩く、ということがほとんどありません。
買い物にしても、あらかじめオンラインで注文しておいて店までピックアップしに行くと、店の人が車まで商品を運んできてトランクに積んでくれる、という便利さです。
学校では屋外で行う活動は限られていて、校舎内ももちろん空調管理がされています。ですので真夏でもいつでも上着を持ち歩きます。

フロリダ州の気温だけで言うと、二ヶ月ほど前から毎日36度前後の暑さで、昼間の日差しは5分で火傷するレベルですが、一日の大半を室内で過ごす場合、極めて快適に生活することができます。
よって、日本のエアコンを効かせていない部屋で過ごす夏の日々は、体力的にも精神的にもダメージが強く、食品や家自体の劣化にもなるので、今後の住宅事情や生活スタイルなどを見直していく必要があると感じます。
日本では、家の外でも自転車や電車などの利用が多かったり、通勤通学は徒歩、という人も多い生活のスタイルがあり、それにも関わらず家に帰っても暑い、となると結構ツラいですね。

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