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【パリ】無料で楽しめるマレ散策、ユゴー記念館とミュロの併設カフェ

守隨 亨延

守隨 亨延

フランス特派員

更新日
2025年9月27日
公開日
2025年9月28日
©︎Yukinobu Shuzui ヴィクトル・ユゴーの肖像画

博物館や美術館というと、どうしても入場料を払って入館するイメージですが、パリ市が運営する公の博物館と美術館は基本的に入場料は無料です。展示内容も充実しています。その中でも特にフランスらしさを体験できる、市内マレ地区にあるビクトル・ユゴー記念館をご紹介します。

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フランスを代表する文豪であるユゴー

©︎Yukinobu Shuzui 客間

フランスに詳しくない人でもヴォクトル・ユゴーという名前を聞いたことがあるかもしれません。フランスの政治家であり文人で、小説『レ・ミゼラブル』などの作者として有名です。そのユゴーが家族と暮らした家が、現在は記念館になっています。

場所はパリ市内のマレ地区にあるヴォージュ広場。現在は地上階から3階までが全てユゴー記念館の館内になっていますが、実際にユゴーが住んでいたのは3階です。建物内はとても趣があり、ユゴーが実際に暮らしていた19世紀中盤にタイムスリップしたような感覚です。

圧巻なのが、シノワズリ(中国趣味)で飾られた客間。多くの陶器が壁に付けられています。その先にはユゴーが作品を生み出した書斎があります。いずれの部屋も見応えはありますが、それほど大きな記念館ではありません。そのため散策途中に組み込んでも疲れません。

■ヴィクトル・ユゴー博物館(Maison de Victor Hugo)
住所:6 Place des Vosges 75004URLhttps://www.maisonsvictorhugo.paris.fr/

併設のカフェ・ミュロもおすすめ

©︎Yukinobu Shuzui ユゴーの書斎

ユゴー記念館とあわせて訪れたいのが、記念館の地上階に入るカフェ・ミュロです。パリ6区サンジェルマン・デ・プレにあるパティスリー&惣菜店「メゾン・ミュロ」のカフェで、ミュロのケーキやパンと共にお茶を楽しめます。それ以外にも、サンドイッチなどの軽食やサラダ、鶏肉を使った料理やリゾットなどもあり、ランチでの利用もできます。

店内はユゴー記念館のイメージを現代風に寄せたようなインテリア。テラス席は建物を中庭を使ったスペースで開放感があります。席数も多く、また中庭側のため落ち着いており、カフェだけの利用でも使いたいお店です。週末などは不定期で演奏会なども開かれています。

■カフェ・ミュロ(Café Mulot)
URL:https://www.cafe-mulot.com/

パリらしさが詰まったヴォージュ広場

©︎Yukinobu Shuzui ヴォージュ広場

パリ滞在の予定がたくさんあり過ぎて、ヴィクトル・ユゴー記念館も時間がないという人は、同記念館があるヴォージュ広場だけは訪れてみてください。フランス国王アンリ4世が1605年造らせた四方を建物に囲まれた広場です。最終的にはその後の1612年、ルイ13世の治世に完成しました。

統一された色のタイルと芝生の緑、ぐるりと1周する回廊が美しいです。観光客以外に地元の人も多く訪れます。回廊にはカフェやレストラン、画廊などが入居し、歩くだけでも楽しめます。ぜひパリ散策のプランに組み込んでみてください。

 

 

 

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