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今回は、ペルー北部のセルバ地帯(熱帯雨林地帯)に暮らす私が出会った、ちょっとユニークなアイスたちをご紹介します!ルクマやアサイー、さらにはアリや巨大川魚パイチェまで、味も見た目も個性的。旅先でしか味わえない、ペルーならではのスイーツ体験をお届けします。
まず最初におすすめしたいのが、「Quispi Artesanal」の棒アイス!
味はいくつかありますが、私の一番のおすすめ、そして“ペルーならでは”なのがLucuma(ルクマ)味です。
ルクマとは、ペルーではおなじみのフルーツの名前。そのまま食べることはあまりなく、チョコレートやアイスなどに加工して楽しまれています。私もペルーに来て初めて食べたのですが、味はまるでカボチャのように濃厚で、やさしい甘さ。カボチャプリンなどが好きな人には、きっとたまらない味だと思います!
また、このブランドは「Aliado por la Conservación」という認証を受けています。
これは、ペルー環境省の下にある国家自然保護区管理機関 SERNANP(Servicio Nacional de Áreas Naturales Protegidas por el Estado) によって設立された制度で、国立保護区から環境に配慮した方法で生まれた製品やサービスに付加価値を与えるものです。環境保全への貢献と同時に、生産者や地域コミュニティの発展機会を促進することを目的としています。ちなみにこのアイスは Parque Nacional Tingo María(ティンゴ・マリア国立公園) から生まれたブランドです。
ペルーの豊かな自然から生まれた味を楽しみながら、地域の人々の暮らしや環境保全にもつながる——そんな、ペルーの自然と人とのつながりを感じられるアイスです。
次にご紹介するのは、ペルーの中でもセルバならではの、とってもユニークなアイス、「パイチェ・アイス」です!
Paiche(パイチェ)とは、南米アマゾン川流域に生息する淡水魚。世界最大級の淡水魚として知られています。肉は食用として親しまれ、大きな鱗はピアスやマグネットなどのアクセサリーに加工され、お土産として人気です。
そしてなんと、このパイチェのすり身を使って作られたのがこのアイス!
魚が原料とは思えないほど生臭さはまったくなく、濃厚でとても美味しくて驚きました。
味は全部で5種類あり、私のおすすめはアサイー味。濃厚でフルーティーな味わいが絶品でした。
ほかにも、ペルーならではのフルーツ「アグアヘ」味もおすすめです!(アグアヘについては、過去のブログで詳しく紹介しています)
また、このアイスも先ほど紹介したブランドと同じく、「Aliados por la Conservación」の認証を受けている商品です。パイチェ・アイスは、ペルーの国立公園 Parque Nacional Sierra del Divisor(シエラ・デル・ディビソール国立公園) から生まれた製品。
アイスのほかにも、パイチェを使った冷凍パテの販売もあり、こちらもとても美味しかったです!
最後にご紹介するのは、ペルーのセルバ地帯ならではのインパクト大なアイス……!
なんと「アリ・アイス」です!
南米のアマゾン地帯では、アリを食べる文化があり、私の暮らすリオハでも旬の始まりである9月下旬ごろから、マーケットにバケツいっぱいの生きたアリや、カリッと揚げたアリスナックが並び始めます。
アリスナックは私も食べたことがありますが、香ばしくて海老のような味わいでとても美味しいんです。
そして今回の「アリ・アイス」も試食してみたところ……濃厚で塩チョコアイスのような味わいで、アリの食感がアクセントになり、意外にも美味しかったです!
見た目のインパクトが強いので、最初はちょっと勇気がいるかもしれませんが、一口食べればハマるかも?ペルーのセルバ地方でしか味わえない、忘れられないスイーツ体験になること間違いなしです!
ペルーのセルバ地方ならではのユニークなアイスたち。
どれもペルーの自然や文化、そして地元の人々の知恵が詰まった味わいです。
旅の途中で出会えたら、ぜひ勇気を出して一口食べてみてください。
きっと、ペルーのセルバの魅力を五感で感じられる、忘れられない体験になるはずです!