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こんにちは~。岡山特派員のmamiです。前回の【岡山・吉備路】早春の備中国分寺周辺を歩くⅠの続きになります。吉備路の国分寺周辺はまだまだ見どころがあります。
備中国分寺から東の方向へ向くと小高い丘が見えます。これが岡山県下三大巨石古墳の一つに数えられる前方後円墳のこうもり塚古墳です。
石室入り口にやってきました。
普段は羨道と玄室の間にある門が閉まっているので羨道から中を覗くだけです。
しかし、毎年4月29日の「れんげまつり」の日は、玄室内部を無料公開しています。写真は過去の公開日です。ボランティアガイドの説明も聴くことができるのでおススメの日です。
こうもり塚古墳は、古墳時代後期、6世紀後半に築造された前方後円墳と考えられています。自然の丘陵を利用して築造され、墳長約100m・後円部径約55~60mで二段に構築されていたと推定されています。
玄室の中はひんやりとした空気に包まれ、かなり広い空間です。巨大な石を組み合わせて造られ、内部は奥行7.7m・幅3.61m・天井高は3.6mもあり、天井は3枚の巨石で構成されています。玄室内は奈良の石舞台古墳よりも大きいそうです。
家形石棺が安置され、その大きさは長さ2.38m・幅1.4m・高さ1.31mもあり、一人だけを埋葬するにはもったいない大きさでした。
吉備路周辺を散策するには日本の道100選のひとつの吉備路自転車道を通ると、ほぼ車が通らないので歩行者も安全です。
吉備路自転車道は、岡山市の岡山県総合グラウンドから総社市スポーツセンターまでをつないでいます。特に吉備路周辺は沿道に社寺や古墳などが多くあり史跡を巡るには、レンタサイクルを活用すると広い範囲を手早く回れます。レンタサイクル店も所々にあり、乗り捨てができるのも使い勝手が良いと思います。
こうもり塚古墳から250mほど東には、備中国分尼寺跡もあります。奥に見える茅葺屋根の建物は旧山手尊役場で、その奥のアカマツ林の中に史跡が遺されています。
国分寺と同じく聖武天皇の勅願により仏教の力で戦乱や疫病などの災いから国を守るために国分尼寺も全国に建立されました。
国分尼寺の伽藍配置は塔を持たず、中門・金堂・講堂が一直線に並ぶことが特徴です。
中門はアカマツ林の中に基壇と見られる土の高まりが見られるのみですが、中門の南側にある南大門跡では礎石の一部とともに南大門から延びる築地塀の土壇が残り、東西幅100m・南北長さ200m程の寺域があったと想定されています。
吉備路の周辺には桃畑が点在し、あと2週間ほどで花が咲き始めます。すでに桃農家の方は摘蕾の作業に入っていました。今年の夏もみずみずしく甘い桃を楽しみにしたいです。