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東京から車で約2時間。甲州街道を西へ走るほど南アルプスの山々が大きく迫る、その麓が「北杜市」です。
山梨・北杜市武川町にそびえる「神代桜」は、樹齢2000年ともいわれる日本最古の桜。日本三大桜のひとつとして国の天然記念物第1号に指定された名木です。そこから車で5分の眞原地区には、雪をいただく甲斐駒ヶ岳を背景に750mの桜トンネルが広がります。山梨担当のわたしが、この春おすすめしたい桜旅をご紹介します。
※4月上旬の満開時期は混雑し、周辺道路は渋滞が発生します。平日の朝や夕方以降など、時間をずらして訪れるのがおすすめです。
武川町の実相寺(じっそうじ)境内に立つ神代桜は、樹高10.3m、幹周り11.8m、推定樹齢2000年ともいわれるエドヒガンザクラの巨木。大正時代に国の天然記念物第1号に選ばれた、まさに生きた歴史遺産です。日本武尊が東征の際に植えたという伝説が残り「妙法桜」ともよばれています。
境内では宇宙ステーションで育まれた「宇宙桜」も。2000年の歴史と宇宙を旅した命が同じ場所で共存している、この場所だけの特別な光景です。
この場所でのお花見宴会は禁止で、静かに鑑賞するのがマナーです。この場所の厳かな雰囲気も桜を引き立てているのだと思います。
■山高神代桜(実相寺)
住所:山梨県北杜市武川町山高2763
アクセス:中央道須玉ICから約15分、韮崎ICから約25分
電話番号:0551-30-7866(北杜市観光協会)
営業時間:8:30〜17:00(境内最終入場16:30)
料金:拝観料 一般500円・市民300円・中学生以下無料(開花期間中のみ有料)
駐車場:無料(桜シーズンは臨時駐車場あり)
神代桜から車で約5分。約200本のソメイヨシノが両脇に並ぶ750mの一本道は、満開になると桜のトンネルに変わります。正面には雪をかぶった甲斐駒ヶ岳。山梨在住者のわたしもこの眺めが見たくて、毎年ここに来てしまいます。
昭和40年代に地元の人々が植えたのがはじまりで、例年の見頃は4月中旬。神代桜(エドヒガン)より1〜2週間ほど遅れて咲くため、タイミングが合えばひとつの旅で両方の満開を楽しめることも。桜の時期には「むかわ桜並木マルシェ」も開催され、地元グルメの出店も並びます。
■眞原桜並木
住所:山梨県北杜市武川町眞原3567地内
アクセス:中央道須玉ICから車で約20分※カーナビは「アグリーブルむかわ」で検索
電話番号:0551-30-7866(北杜市観光協会)
駐車場:あり・無料/並木中ほどに市営(約10台)+臨時(約40〜50台)
桜を堪能したあとは、国道20号を長野方面へ車で約15分。名水の地として知られる北杜市白州に、2025年10月に移転オープンしたあんみつ専門店「深緑堂」があります。
もともと都内で営業していたお店が「水のきれいなところで作りたい」という想いからこの地を選んだそう。白州の名水で仕込んだ完全手作りのあんみつは、南アルプスを望む環境でいただく特別な一杯です。あんみつのほか、ところてん・いそべ餅・おにぎりもいただけます。
■あんみつの深緑堂
住所:〒408-0312 山梨県北杜市白州町白須4577-3
アクセス:JR小淵沢駅から車で13分
電話番号:0551-35-9420
営業時間:11:00〜16:00(L.O.15:30)
定休日:月・木曜日(不定休あり)
駐車場:あり
Instagram:https://www.instagram.com/shinryokudo/
深緑堂から車で約5分、甲府方面へ進んだ先にあるのが台ヶ原宿の「金精軒」です。1902年創業の老舗和菓子屋で、江戸時代の旅籠を改装した店舗はかつて十返舎一九が宿泊した場所。店に入ると時間の流れが少しゆったりと感じられる空間も魅力です。
店がある白州町は「日本名水100選」の地で、その名水を活かした和菓子づくりで知られる金精軒。桜のシーズンはの春限定品が揃い、山梨土産の定番「信玄餅」もピンク色の春限定パッケージで登場します。ショーケースには桜餅や桜薯蕷まんじゅう、お花見あん団子など、春らしい和菓子がずらり。ご自身はもちろん、大切な方へのお土産におすすめです。
■台ヶ原金精軒(本店)
住所:〒408-0312 山梨県北杜市白州町台ヶ原2211
アクセス:中央道長坂ICから約15分
電話番号:0551-35-2246
営業時間:9:00〜17:00
定休日:木曜日・1月1日(元旦)
駐車場:あり(無料)
公式HP:https://kinseiken.co.jp/
3月18日現在、山高神代桜はつぼみの状態です。
蕾がふっくらとふくらみ、ピンク色が見えてきていますね。
こちらは眞原桜並木の桜です。
しっかりと閉じた蕾で、花が開くのは神代桜よりもまだ先になりそうです。
2026年の開花予想は咲き始めが3月29日ごろ、満開が4月1日ごろ。昨年2025年は3月30日〜4月11日ごろが満開だったので、今年も同じようなタイミングが期待できます。
眞原桜並木のソメイヨシノは神代桜より1〜2週間遅れて見頃を迎えるため、うまくいけばひとつの旅で両方の満開を楽しめるかもしれません。
2000年もの時を生き続けてきた桜が、今年も春を告げる準備をしています。北杜市で、その圧倒的な存在感をぜひ肌で感じてみてください。