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中之島フェスティバルタワー・ウエストの33階から40階に位置するコンラッド大阪は、「Your Address in the Sky」をコンセプトに掲げるラグジュアリーホテルです。
地上約200メートルから望む大阪のパノラマと、館内に配されたアートが生み出す静謐な空気は、訪れた瞬間から日常との距離を自然に切り離してくれます。
その40階「C:GRILL」内カウンターエリアで展開されているのが、期間限定デザートバー「mudae. by Justin Lee」です。
ホテルの空間とコース体験が一体となった、特別な時間が流れます。
mudae.(ムデ)は韓国語で舞台を意味します。
その名の通り、一皿ごとにシーンが切り替わるように構成されており、カプレーゼやカルボナーラといった料理がスイーツとして緻密に仕立てられています。
コースの始まりには、その日に使用される果物や野菜、チョコレートなど、シェフ自ら足を運んで厳選した素材が提示され、素材そのものに触れるところから体験が始まります。
まだ一皿も提供されていない段階から、すでに物語が立ち上がっているような印象でした。
このコースは、コンラッド大阪のパティシエが韓国へ赴き、Justin Lee 氏のもとで約2週間の研修を受けた経験が反映されていると伺いました。
空間演出や表現のアプローチに至るまで学ばれており、その経験がコース全体の流れや構成に自然に生かされています。
また今回お会いはできませんでしたが、Justin Lee氏は定期的に来日し、季節ごとの新メニュー開発の監修や、チームとともにデザートの提供にも関わっており、そのエッセンスがコースの随所に感じられます。
さらにスタッフの方々は各種コンテストで受賞歴を持ち、それぞれが高い専門性を備えたプロフェッショナルで構成されています。
こうした目に見えない研鑽の積み重ねが、この完成度を支えていることを実感しました。
ペアリングは以下から選択できます。
・アルコール
・モクテル
・ワイン
・なし(単品)
今回はアルコールペアリングを選びました。
3種のトマト(フレッシュ・マリネ・セミドライ)を軸に、バジルオイルのパウダーやメレンゲ、パルメザンチーズのアイス、ブラックオリーブのパウダーなどを重ねた構成。
同じトマトでも表現の仕方により味わいが変化し、甘味、酸味、塩味、苦味が立体的に広がります。
ペアリング:テラ・トニック
グラスにはトマトとバジルがあしらわれ、ハーブの香りが広がる爽やかなトニックソーダ。
見た目はパスタのようですが、カルボナーラをスイーツとして表現した一皿です。
ベーコンの旨味を移したミルクジェラートに、ブラックペッパーが香るホワイトチョコレートクリームを合わせ、さらに別添えの自家製ブリオッシュには、約2時間かけて火入れした玉ねぎジャムを添えるなど、細部にまで丁寧に構成されています。
ペアリング :カフェ・ロランジュ
オレンジリキュールと牛乳を一昼夜かけて澄ませた、透明仕立てのコーヒーカクテル。コーヒーの深みとオレンジの香りが重なる、軽やかな一杯です。
フォアグラを練り込んだブリュレに、ほどよく食感を残したホワイトアスパラガスを合わせ、キャラメリゼした一皿です。
白ワインとレモンのジュレ、フレッシュなアスパラガスのソルベが重なり、繊細な香りとコクのバランスが印象的です。
ペアリング: ウメのかがやき
梅酒とジン、自家製アマレットを合わせた奥行きのある一杯。ほのかな苦味を効かせた、大人の味わいのカクテルです。
奈良県産「古都華」を使用し、苺のフォーム、ミルクジェラート、桜と日本酒のソースで構成された一皿。仕上げには桜に見立てた苺のコットンキャンディを重ね、ソースをかけることで、散りゆく桜のはかなさを表現しています。まるで一つの舞台を眺めているかのようです。
ペアリング: エクラ・ドゥ・サクラ
TWG Teaやベリー、ローズヒップを合わせた華やかなカクテル。香り高く、春を思わせる軽やかな余韻が広がります。
スコットランドの伝統菓子をベースにした一皿です。液体窒素を用いた仕上げが印象的で、目の前でクリームが変化していく様子は、まるで科学の実験のように、ライブ感のある演出が目の前で展開されます。
口に含むとふわりとほどけ、ラズベリーとチョコレートの器が崩れることで、香りと余韻が広がります。
ペアリング:ラスティー・ラズベリー
スコッチウイスキー「バランタイン」をスプレーで仕上げる演出が印象的な一杯。ラズベリーの酸味が余韻を引き立てます。
食後のドリンクはコーヒーか紅茶から選択できます。
今回の体験は、単なるデザートコースという枠を超え、料理、スイーツ、ドリンク、空間がひとつの流れとして展開される構成でした。
一皿ごとに素材や表現が移り変わり、その変化そのものがコースの魅力として静かに立ち上がっていきます。
ペアリングドリンクもそれぞれの皿に寄り添い、味わいに奥行きを加えながら全体の印象を広げていました。
コンラッド大阪というラグジュアリーホテルの空間だからこそ成立する、創造性と完成度を兼ね備えたデザートコースでした。
夜は記念日や特別な時間を過ごす方も多く、ゆったりとした空間で楽しむディナーコースです。こちらはシグネチャーコース(ディナー10品・15,000円)の3種の前菜です。シチュエーションに応じてお楽しみください。
場所:コンラッド大阪 40階「C:GRILL」内カウンターエリア
営業日:水曜日~日曜日
時間:
ランチ: 12:00~14:30(L.O.14:00)
ディナー:18:00~21:00(L.O.20:00)
メニュー:
ランチコース 5品 8,000円
ディナーコース 7品 12,000円
シグネチャーコース 10品 15,000円
URL: https://conrad-osaka.hiltonjapan.co.jp/restaurants/lp/dessert-bar
予約: HPもしくは、電話 06-6222-0111 (代表)
※記事内に掲載している人物については、掲載の許可をいただいています。