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成田空港第1ターミナルの中央ビル5F(展望デッキ含む)が、約1年の工事を経て2026年4月9日に劇的なリニューアルを遂げました。
新たに誕生したエリアの名称は「SHIKISAI GARDEN -Seasonal colors-」。「日本の文化と精神性を育む豊かな水と四季の移ろい」をテーマにデザインされており、単なる時間潰しの場所ではなく、広大なエリアで日本の美しさを感じながらゆったりと過ごせる「最高の憩い空間」となっています。
成田空港第1ターミナルの4階、中央部分には、ダイナミックなアート作品が、樹木のようにそびえていまっす。近くに寄って見てみるとわかるのですが、これらは細い竹を組んで作られているのです。
これは竹工芸家・四代田辺竹雲斎氏による「空の環(リング)」。
竹を緻密に組んで作られたこの巨大なモニュメントは、遠くから全体のフォルムを眺めた時と、近くで細かい編み目を見た時の印象の違いにハッとさせられます。
さらに奥へ進むと、物理的な光の反射とプロジェクションマッピングが融合し、竹の映像が美しく移ろう「in sync」の空間へ。一歩足を踏み入れただけで、ここが空港の雑踏であることを忘れてしまうような、没入感のある癒やしの入り口です。
出発までの時間を静かに過ごしたい人にとって嬉しいのが、「茶の間」「居の間」「書の間」と名付けられたリラックスエリアの存在です。全体的にとても広々としており、空間作りが秀逸です。
日本の伝統的な空間を、現代的に解釈したそれぞれのスペースには、多様な座席が用意されています。
特に気に入ったのは「書の間」。適度に仕切られたネットカフェのようなブース席や、思わず寝転がりたくなるリクライニングチェアがあり、作業も休息も思いのままです。
「居の間」は、ゆったりとしたソファ席と、小上がりになっている座敷が魅力。畳の上で作業できる、落ち着いた空間になっています。
「茶の間」は、江戸時代のお茶屋にあるような和傘の下の席があり、ぐっと「和」を感じられます。
ここは「食べられる標本室 by日本草研究所」。
日本に自生する食べられる植物を展示しており、その香りと味を体験できるブースです。
オープニングイベントではいくつかの植物を薬研でブレンドして、お茶にしてくれるサービスがありました。
そして今回のリニューアルの最大の目玉とも言えるのが、展望デッキ「GARDEN WALK」です。
外へ出ると、天然木で作られた一段高い「マウンテンデッキ」があり、見晴らし良く飛行機を眺められます。さらに驚くべきは、その奥にある「足湯」のスペース。なんと無料で利用できるのです。温かいお湯に足を浸しながら、轟音とともに離着陸する航空機を間近で眺める……。これほど贅沢で非日常的な体験ができる場所はなかなかありません。
足湯でほっこり温まったら、中のラウンジの快適な椅子で作業をし、お腹が空いたらリニューアルされた色鮮やかなフードコート「SKY FOOD COURT」へ。もはやここ自体が目的地になるほど、デザインも居心地も「極上」な空間でした。
同じ第1ターミナルの「ITOKI」のラウンジも素晴らしいですが、和の癒やしや開放感を求めるならこちらの5階がおすすめです。成田空港を利用するなら、ぜひ搭乗手続きを早めに済ませて「SHIKISAI GARDEN」へと足を運んでみてください。出発前のただの待ち時間が、旅を彩る特別な時間へと変わるはずです。
■SHIKISAI GARDEN -Seasonal colors-
住所:千葉県成田市三里塚御料牧場1-1 成田国際空港 第1ターミナル 中央ビル5F
営業時間:5:00~(エリアにより異なる)
・展望デッキ「GARDEN WALK」:6:30~
・リラックスエリア(茶の間・居の間・書の間):13:30~
料金:入場無料(一部有料施設あり)
URL:https://www.narita-airport.jp/ja/topics/shikisaigarden/