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へラルボニーの特別展「異彩を放つアート」が、2026年6月6日までパリ日本文化会館の地上階にて開催中です。同社は主に知的障害のある作家の描くアートデータのライセンスを管理し、さまざまなビジネスへ展開している会社。今回の特別展では、日本やフランスなどの各国の作家が制作したアート作品が、同館の地上階に展示されています。
同展はへラルボニーの欧州子会社であるHERALBONY EUROPEが開催したイベントです。「HERALBONY Art Prize」の受賞作品を中心に、日本やヨーロッパなど各国の、障害あるアーティストによる原画作品19点が展示されています。HERALBONY Art Prizeとは、2024年に設立された障害のあるアーティストたちの才能を称える、国際的なアートプライズです。
展示エリア中央には作家・岡部志士さんのアトリエを、岡部さんの作品と共に再現。岡部さん独自の創作世界にも触れられます。またトヨタ自動車や河合楽器製作所、日本航空、ニコンなど、へラルボニーと共創した企業のプロダクトも会場内で見ることができます。
同展への入場は無料。パリ日本文化会館はパリ市内、エッフェル塔から徒歩圏内の交通アクセスの良い場所に位置しています。
4月22日に行われた特別展のオープニングイベントでは、へラルボニー代表取締役の松田崇弥さんが来仏。挨拶および作品解説を行いました。あわせて今回作品が展示されている一部作家も参加。自身が制作した作品の紹介も行いました。
今回の2点の作品が展示されているフランスのエヴリン・ポスティックさんは、古地図などをベースの素材に独自のディテールを描きこんでいくアーティスト。「タイタニックをイメージした」と同船が建造されたアイルランドのベルファスト港の古地図の上に、自らのタッチで描写し彩色を施した作品などを紹介しました。
今後パリ日本文化会館では、同展に関連して今後ポンピドゥー・センター「アール・ブリュット展」のキュレーターであるクリスティーナ・アゴスティネッリさんと、アール・ブリュット研究の第一人者でナンテール大学名誉教授のマーク・デシモさんの講演会も開催(日時:2026年5月5日18:30〜20:30)。展覧会と共にぜひ足を運んでみてください。
■パリ日本文化会館(Maison de la culture du Japon à Paris)
住所:101 bis Quai Jacques Chirac 75015
URL:https://www.mcjp.fr/
期間:「異彩を放つアート」2026年4月22日〜同6月6日