キーワードで検索
ジョージアには、多様な自然環境を有する国立公園が各地に点在しています。
その中でも、他の地域とは少し異なる景観を楽しめるのが、西部に位置するコルヘティ国立公園(Kolkheti National Park)です。山岳地帯のイメージが強いジョージアですが、ここでは広大な湿原や水辺の風景が広がり、まったく違った自然の魅力に出会うことができます。
コルヘティ国立公園は、ジョージア西部、黒海沿岸に位置する国立公園です。港町であるポティからアクセスしやすく、日帰りで訪れることもできます。
この国立公園は、周辺の保護区(ムティララ国立公園、コブレティ保護区など)とともに、湿地生態系を代表するエリアとして世界的にも重要視されており、ユネスコ世界自然遺産にも登録されています。
園内には広大な湿原が広がり、川や湖、さらには黒海に面したエリアも含まれています。ジョージアの山岳系の国立公園とは異なり、水辺を中心とした独特の景観が特徴です。
この国立公園の大きな魅力は、水上から自然を楽しめる点です。園内ではモーターボートツアーが行われており、湿原の中を流れる川を進みながら、周囲の自然を間近に感じることができます。陸上からではアクセスしにくいエリアにも入ることができ、よりダイナミックな体験が可能です。
また、湿原内にはいくつかの観察スポットがあり、タイミングによっては野鳥や水辺の生きものを観察することもできます。静かな水面と広がる湿原の風景は、他の国立公園とはまた違った魅力があります。
なお、ボートツアーはビジターセンターで予約が可能で、英語での対応も比較的スムーズです。一方で、実際にボートを操縦するスタッフは英語が通じない場合もあるため、事前にルートや所要時間を確認しておくとよいでしょう。筆者が昨年の夏に体験した際は、最長ルートで1〜2時間程度で、ツアー時間も選択可能でした。7月下旬から8月の繁忙期には、事前予約をしておくと安心です。
山のイメージとはひと味違う、水辺の自然を楽しめるコルヘティ国立公園。
ワニやピラニアなどの危険な生物がいないことから、「ジョージアのアマゾン」「安全なアマゾン」と表現されることもあります。湿原の中を進む体験はどこか非日常的で、他ではなかなか味わえない魅力があります。
トビリシからはやや距離がありますが、バトゥミからのアクセスは良好です。また、ジョージアの山岳地帯と比べて温暖なため、比較的早い時期から自然を楽しめるのもポイントです。
ジョージアの自然の多様性を感じられるスポットとして、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
■ Kolkheti National Park コルヘティ国立公園 ビジターセンター
所在地:Guria St., 222, Poti, ジョージア
入場料:無料
アクセス:ポティからタクシーまたはバスで30分
ポティまでのアクセス
・バトゥミからマルシュルートカで約1〜2時間
・トビリシからマルシュルートカまたは鉄道で約5〜6時間
・トビリシ→ウレキ(大型バス約5時間), ウレキ→ポティ(マルシュまたはタクシー)約30分